【2020年 第57回弥生賞】特徴まとめ
弥生賞(やよいしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝2,000mを舞台に開催している重賞競走。競走名の「弥生」は、陰暦で3月を表す呼称。正賞は報知新聞社賞で、寄贈賞を提供する報知新聞社は、東京都と大阪府に本社を置く新聞社である。
弥生賞は、1964年に4歳(現3歳)の競走馬限定の重賞競走として創設され、創設当初は中山競馬場の芝1,600mの別定戦で施行された。その後、施行距離とコース等条件が変更され、1984年より皐月賞と同じ中山競馬場の芝2,000mで施行されることとなった。これにより弥生賞は、皐月賞に直結する重要な前哨戦に位置付けられた。
1995年より皐月賞トライアルとして、3着以内に入った競走馬に皐月賞の優先出走権が付与されることになっている。また「皐月賞トライアル(さつきしょうトライアル)」という副称が付けられ、競馬番組表では「報知杯 弥生賞(皐月賞トライアル)」と表記されている。
1984年から1996年までと、2002年より外国産馬、1993年より地方競馬所属の競走馬、2010年より外国調教馬の出走が可能となった。
【2019年 第56回弥生賞】コースの特徴
弥生賞のコースの特徴を見ていこう。弥生賞のコースは、ホームストレッチの直線入り口からのスタートとなる。1コーナーまでの距離は約400mで、スタート直後に急勾配の上り坂が続いている。
その上り坂から向正面までが緩い下りで、3コーナーと4コーナーにかけてはほぼ平坦というという特徴がある。最後の直線は310mだが、直線には再び急勾配の上り坂が待ち受けるというのも、この弥生賞のコースの特徴である。JRAの芝2,000mのコースのなかでは、中京競馬場と並びタフな構造と言えるが、2014年に路盤が改修されて以降は、3コーナーからスピードに乗りやすくなったように見える。
また、弥生賞のコースは、2度の直線の坂越えをこなすパワーがある競走馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる競走馬こそこそ好走しやすいという特徴も持っている。
【2019年 第56回弥生賞】過去10レースの優勝馬
続いて弥生賞の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第47回 | 2010年3月7日 | 2000m | ヴィクトワールピサ | 牡3 | 1 | 2:06.1 |
第48回 | 2011年3月6日 | 2000m | サダムパテック | 牡3 | 1 | 2:01.0 |
第49回 | 2012年3月4日 | 2000m | コスモオオゾラ | 牡3 | 9 | 2:03.9 |
第50回 | 2013年3月3日 | 2000m | カミノタサハラ | 牡3 | 6 | 2:01.0 |
第51回 | 2014年3月9日 | 2000m | トゥザワールド | 牡3 | 1 | 2:01.4 |
第52回 | 2015年3月8日 | 2000m | サトノクラウン | 牡3 | 2 | 2:01.8 |
第53回 | 2016年3月6日 | 2000m | マカヒキ | 牡3 | 2 | 2:01.8 |
第54回 | 2017年3月5日 | 2000m | カデナ | 牡3 | 1 | 2:03.2 |
第55回 | 2018年3月4日 | 2000m | ダノンプレミアム | 牡3 | 1 | 2:01.0 |
第56回 | 2019年3月3日 | 2000m | メイショウテンゲン | 牡3 | 8 | 2:03.3 |
【2019年 第56回弥生賞】レース傾向
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