【2020年 第54回スプリンターズステークス】特徴まとめ
スプリンターズステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1,200mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。正賞は日本馬主協会連合会会長賞、ブリーダーズカップ・チャレンジ賞。
スプリンターズステークスは、1967年に4歳(現3歳)以上の競走馬によるハンデキャップの重賞競走として中山競馬場の芝1,200mを舞台に創設された。当時は4歳(現3歳)以上の競走馬が出走できる中央競馬で唯一のスプリント(短距離)重賞とされていた。
1984年にグレード制が導入されたことに伴いGIII(当時の格付表記はJRA独自のグレード)に格付され、開催時期が当初の7月から3月に移された。1987年にはGIIに格上げされた。のちに1年を締めくくるスプリント系の大レースを開催しようとする機運が高まったことにより、1990年にGIへ格上げされ、開催時期も有馬記念の前週に移された。1990年から1992年まで騎手賞として「オートラマ賞」が贈られていた。
1969年のみ名称を「英国フェア開催記念」に変更(正賞もこの時のみ「英国フェア名誉総裁通商産業大臣大平正芳賞ブリテイツシユ・ウイーク・カツプ」)して開催した他、2004年は「日本中央競馬会創立50周年記念」の副題を付けて開催された。
2000年にスプリント競走体系が整備された。これにより開催時期が初秋の中山開催最終週に繰り上げられ、以降、秋競馬で最初に行われるGIレースとして定着している。2005年には世界初の国際スプリントシリーズである「グローバルスプリントチャレンジ」が創設され、スプリンターズステークスは同シリーズの第8戦に組み込まれた(2018年にシリーズが休止)。また、2016年より「ブリーダーズカップ・チャレンジ」の指定競走となっている。
1994年に国際競争に指定され外国調教馬、1995年にも地方競馬所属の競走馬も出走可能となった。
【2020年 第54回スプリンターズステークス】コースの特徴
スプリンターズステークスのコースの特徴を見てみよう。スプリンターズステークスのコースは2コーナー(外回りコース)の下り坂からのスタートとなる。
スプリンターズステークスのコースの特徴として、3コーナーまでの距離が約300mと短いものの、コーナーは比較的回りやすく、3コーナー半ばまで下り坂が続くことから、前半のペースが速くなることが多いという点が挙げられる。
4コーナーを回ってからの直線の距離は310mで、直線の半ばには急勾配(高低差2.2m)の上り坂が待ち受けている。
2014年の路盤改修後、3コーナーからスピードが乗りやすくなり、以前よりは上がりも出やすくなった。タフな馬場になりやすい春の開催では馬力と末、スピード勝負になりやすい秋の開催ではインで立ち回る器用さを要求されるのもスプリンターズステークスのコースの特徴である。
【2020年 第54回スプリンターズステークス】過去10年の優勝馬
続いてはスプリンターズステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第44回 | 2010年10月3日 | 1200m | ウルトラファンタジー | せん8 | 10 | 1:07.4 |
第45回 | 2011年10月2日 | 1200m | カレンチャン | 牝4 | 3 | 1:07.4 |
第46回 | 2012年9月30日 | 1200m | ロードカナロア | 牡4 | 2 | 1:06.7 |
第47回 | 2013年9月29日 | 1200m | ロードカナロア | 牡5 | 1 | 1:07.2 |
第48回 | 2014年10月5日 | 1200m | スノードラゴン | 牡6 | 13 | 1:08.8 |
第49回 | 2015年10月4日 | 1200m | ストレイトガール | 牝6 | 1 | 1:08.1 |
第50回 | 2016年10月2日 | 1200m | レッドファルクス | 牡5 | 3 | 1:07.6 |
第51回 | 2017年10月1日 | 1200m | レッドファルクス | 牡6 | 1 | 1:07.6 |
第52回 | 2018年9月30日 | 1200m | ファインニードル | 牡5 | 1 | 1:08.3 |
第53回 | 2019年9月29日 | 1200m | タワーオブロンドン | 牡4 | 2 | 1:07.1 |
【2020年 第54回スプリンターズステークス】レース傾向
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