【2020年 第68回クイーンカップ】特徴まとめ
クイーンカップは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1,600mを舞台に開催している重賞競走。
正賞はデイリースポーツ賞で、競馬番組表では「デイリー杯 クイーンカップ」と表記されている。なお、寄贈賞を提供するデイリースポーツは、神戸新聞社が発行するである。
クイーンカップは、1966年に4歳(現3歳)の牝馬限定の重賞競走として創設され、桜花賞や優駿牝馬といった春の牝馬クラシックへと繋がる3歳牝馬重賞路線のひとつとして位置づけられている。
第1回は4月の中山競馬場の芝1,800mを舞台に開催され、その後幾度か施行場と距離が変更されたのち、1981年以降に施行場が東京競馬場の芝1,600m、1998年より施行時期が2月で定着した。
1994年より外国産馬、1996年より地方競馬所属の競走馬、2009年より国際競走となったことから外国調教馬(8頭まで)の出走が可能となった。
【2020年 第68回クイーンカップ】コースの特徴
クイーンカップのコースの特徴を見てみよう。クイーンカップのコースは、2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーへとまっすぐ向かっていくレイアウトとなっており、向上面半ばに上り坂があり、そこから3コーナーにかけて下っていくことになる。
クイーンカップのコースの特徴として、直線に向かってすぐに約160mの上り坂(高低差2m)があり、その後300mはほぼ平坦となっている。最後の直線距離は525.9m。
クイーンカップのコースは、前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前においてもう一段末脚を伸ばすことが要求されるという特徴を持つ。速い時計の決着となると、スプリンタータイプ・インを回ってくる競走馬が好走しやすくなっており、逆に時計がかかる場合は、末脚がしっかしタイプ・中距離型の競走馬が好走しやすくなっている。
【2020年 第68回クイーンカップ】過去10レースの優勝馬
続いてはクイーンカップの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第45回 | 2010年2月20日 | 1600m | アプリコットフィズ | 牝3 | 1 | 1:34.4 |
第46回 | 2011年2月12日 | 1600m | ホエールキャプチャ | 牝3 | 2 | 1:35.4 |
第47回 | 2012年2月11日 | 1600m | ヴィルシーナ | 牝3 | 2 | 1:36.6 |
第48回 | 2013年2月9日 | 1600m | ウキヨノカゼ | 牝3 | 4 | 1:34.6 |
第49回 | 2014年2月18日 | 1600m | フォーエバーモア | 牝3 | 1 | 1:35.7 |
第50回 | 2015年2月14日 | 1600m | キャットコイン | 牝3 | 2 | 1:34.0 |
第51回 | 2016年2月13日 | 1600m | メジャーエンブレム | 牝3 | 1 | 1:32.5 |
第52回 | 2017年2月11日 | 1600m | アドマイヤミヤビ | 牝3 | 1 | 1:33.2 |
第53回 | 2018年2月12日 | 1600m | テトラドラクマ | 牝3 | 3 | 1:33.7 |
第54回 | 2019年2月11日 | 1600m | クロノジェネシス | 牝3 | 1 | 1:34.2 |
【2020年 第68回クイーンカップ】レース傾向
クイーンカップのレース傾向を紐解いていこう。
過去10年間のクイーンカップで、JRAの芝のレースで2勝以上している競走馬が好走する傾向にあり、連対馬のうち11頭がこれに該当していた。数値で見ても、2勝以上の実績をもつ競走馬は、勝率19.4%・連対率30.6%・3着内率38.9%と高い数値をマークしていた。
また、前走のレースもポイントとなっていて、過去10年間で阪神ジュベナイルフィリーズから出走してきた競走馬から8頭が連対していて、3着内率50%と高い数値をマークしていた。これに続いてフェアリーステークスから出走してきた競走馬からも5頭が連対していて、連対馬20頭中13頭をこれら2レースから出走してきた競走馬で占めていた。