【2020年 第56回新潟記念】特徴まとめ
新潟記念(にいがたきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が新潟競馬場の芝2,000mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。農林水産省が賞を提供していることから、正式名称は「農林水産省賞典 新潟記念」(のうりんすいさんしょうしょうてん にいがたきねん)。
新潟記念は、新潟競馬場で開催される重賞競走の中で最も歴史が古く、1965年に4歳(現3歳)以上・ハンデキャップの重賞として創設された。第1回は新潟競馬場の芝2,000m(内回り)で開催。
その後、1974年から1999年まで外回りコースで開催されたのち、2001年に左回りの新コースが完成。これに伴い、この年から左回りの芝2,000m(外回り)での開催となっている。
1984年にグレード制導入され、新潟記念はGIIIに格付された。1995年から外国産馬、1998年から地方競馬所属の競走馬がそれぞれ出走可能となった。また、2006年より外国馬も出走可能となった。翌2007には国際格付けを取得。
2006年よりJRAが夏季競馬を盛り上げる目的で設けた「サマー2000シリーズ」の最終戦に組み込まれ、シリーズチャンピオンを決定する重要な一戦となっている。現在、新潟記念の優勝馬から、2007年のユメノシルシ、2009年のホッコーパドゥシャ、2010年のナリタクリスタル、2012年のトランスワープ、2014年のマーティンボロ、2017年のタツゴウゲキがシリーズチャンピオンに輝いている。
新潟記念の出走資格はサラ系3歳以上の競走馬で、負担重量はハンデキャップ。正賞は農林水産大臣賞と新潟馬主協会会長賞。
【2020年 第56回新潟記念】コースの特徴
新潟記念のコースの特徴を見ていこう。新潟記念のコースは2コーナー奥のポケットからのスタートとなり、バックストレッチをフルに走るレイアウトになっていて、3コーナーまでの距離が約950mとなっている。
スタートからしばらくは平坦になっているが、外回りコースに入ってから3コースまでが緩やかな上り坂、そこから4コーナーにかけて緩やかな下り坂という特徴を持っている。
新潟記念のコースは、JRAの芝2,000mで唯一コーナー通過が2回(東京競馬場は3回、その他の競馬場は4回)のコースとなっている。ちなみに直線距離は658.7mと、JRAの競馬場で最も長い(芝直線1,000mを除く)直線距離となっている。
新潟記念のコースは上がりが極端に速いレースなりやすい上に、直線コースで内と外での有利不利が極端に出るケースが見られるのも特徴となっていて、騎手のポジション取りが重要なコースと言える。
【2020年 第56回新潟記念】過去10年の優勝馬
続いては新潟記念の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第46回 | 2010年8月29日 | 2000m | ナリタクリスタル | 牡4 | 5 | 1:58.4 |
第47回 | 2011年8月28日 | 2000m | ナリタクリスタル | 牡5 | 5 | 1:59.1 |
第48回 | 2012年9月2日 | 2000m | トランスワープ | せん7 | 7 | 1:57:6 |
第49回 | 2013年9月1日 | 2000m | コスモネモシン | 牝6 | 10 | 1:58:9 |
第50回 | 2014年9月7日 | 2000m | マーティンボロ | 牡5 | 1 | 1:58:3 |
第51回 | 2015年9月6日 | 2000m | パッションダンス | 牡7 | 6 | 1:58:2 |
第52回 | 2016年9月4日 | 2000m | アデイインザライフ | 牡5 | 2 | 1:57.5 |
第53回 | 2017年9月3日 | 2000m | タツゴウゲキ | 牡5 | 6 | 1:57.9 |
第54回 | 2018年9月2日 | 2000m | ブラストワンピース | 牡3 | 1 | 1:57.5 |
第55回 | 2019年9月1日 | 2000m | ユーキャンスマイル | 牡4 | 2 | 1:57.5 |
【2020年 第56回新潟記念】レース傾向
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