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【2020年 第69回 中山金杯(GIII)】特徴まとめ

中山金杯 特徴

中山金杯(なかやまきんぱい)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝2,000mで開催している中央競馬の重賞競走。競走格付は「GIII」で、正賞は日刊スポーツ新聞社賞。競馬番組表では、「日刊スポーツ賞 中山金杯(にっかんスポーツしょう なかやまきんぱい)」という名称で表記されている。

中山金杯は、1952年に5歳(現4歳)以上のハンデキャップの重賞競走として「金杯」という名称で創設された。

当初は中山競馬場の芝2,600mで開催されていたが、1961年に現行の芝2,000mに短縮された。また、負担重量についても1954年に別定に変更されたが、1961年に再びハンデキャップとなった。また、同年より施行時期が新年最初の節に移設され、現在では京都金杯と並んで、中央競馬の新年の開幕を飾る名物競走とされていて、多くの競馬ファンに親しまれている。

中山金杯の開催場については、幾度か東京競馬場に変更されたが、1980年以降は現行の中山競馬場での開催に定着している。その後、1996年に東西で開催される金杯を区別するため、「金杯」から現行の「中山金杯」に改称。

1994年より外国産馬、2006年より外国調教馬より出走可能となり、2020年からは地方競馬所属の競走馬の出走も可能となった。

【2020年 第69回 中山金杯(GIII)】コースの特徴

2020年 第69回 中山金杯(GIII) コース特徴

中山金杯のコースの特徴を見ていこう。中山金杯のコースは、ホームストレッチの直線入り口からのスタートとなる。1コーナーまでの距離は約400mで、スタート直後に急勾配の上り坂が続いている。

その上り坂から向正面までが緩い下りで、3コーナーと4コーナーにかけてはほぼ平坦という特徴がある。最後の直線は310mだが、直線には再び急勾配の上り坂が待ち受けるというのも、この中山金杯のコースの特徴である。JRAの芝2,000mのコースのなかでは、中京競馬場と並びタフな構造と言えるが、2014年に路盤が改修されて以降は、3コーナーからスピードに乗りやすくなったように見える。

また、中山金杯のコースは、2度の直線の坂越えをこなすパワーがある競走馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる競走馬こそが中山金杯のコースを好走するという特徴も持っている。

【2020年 第69回 中山金杯(GIII)】過去10年の優勝馬

続いては中山金杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第59回 2010年1月5日 2000m アクシオン 牡7 1 2:00.8
第60回 2011年1月5日 2000m コスモファントム 牡4 1 1:59.8
第61回 2012年1月5日 2000m フェデラリスト 牡5 2 1:59.4
第62回 2013年1月5日 2000m タッチミーノット 牡7 2 1:59.5
第63回 2014年1月5日 2000m オーシャンブルー 牡6 5 2:00.1
第64回 2015年1月4日 2000m ラブリーデイ 牡5 4 1:57.8
第65回 2016年1月5日 2000m ヤマカツエース 牡4 3 2:01.2
第66回 2017年1月5日 2000m ツクバアズマオー 牡6 1 2:00.6
第67回 2018年1月6日 2000m セダブリランテス 牡4 1 1:59.8
第68回 2019年1月5日 2000m ウインブライト 牡5 3 1:59.2

【2020年 第69回 中山金杯(GIII)】レース傾向

中山金杯のレース傾向を紐解いていこう。中山金杯は、3連単の発売が開始された2005年以降、2005年から2010年の間に4回3連単で1,000倍を超える配当が付いたが、2011年以降はいずれも600倍未満、2015年以降では200倍未満の配当という決着となっている。3連複の配当でも同じような傾向が見られ、近年では順当な決着となっていることが分かる。

2019年に発表されたデータを見てみると、過去10年の開催において前走で上位に入った競走馬が好走する傾向にあり、過去10年の3着内馬のうち22頭の前走の着順が5着以内であったことがわかっている。

また、内枠が優勢という傾向にもあり、過去10年の開催では内寄りの馬番が好成績を残していた。ちなみに、真ん中寄りの馬番は2着または3着が多く、13番から外の馬番はさえない結果となっている。

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