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【2020年 第113回京都記念】の特徴まとめ

京都記念 特徴

京都記念(きょうときねん)は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝2,200mで開催している中央競馬の重賞競走。

正賞は農林水産大臣賞で、競馬番組表では「農林水産省賞典 京都記念(のうりんすいさんしょうしょうてん きょうときねん)」と表記されている。

京都記念は、1942年に春と秋の年2回施行するハンデキャップ競走として創設された。創設された当初の競走条件は春・秋ともに5歳(現4歳)以上だったが、1951年に秋のみ4歳(現3歳)以上に変更された。

第二次世界大戦の影響で、1944年の春から1947年まで開催が中止され、1947年の秋の開催より再開。施行距離や競走条件が幾度か変更されながらも年に2回施行されていたが、1984年に秋の施行が廃止されて以降年1回の施行となった。

負担重量は1994年から別定、施行場・距離は1995年から京都競馬場の芝2,200mで定着している。負担重量が別定となった1994年以降は、重量面で実績馬が出走しやすくなったことから古馬の有力馬が年明けの初戦として出走する傾向が顕著になった。

年1回の施行となった1984年より外国産馬、2005年より外国調教馬、2020年より地方競馬所属の競走馬の出走が可能となった。

なお、京都記念の優勝馬にはオーストラリアにあるコーフィールド競馬場で開催されるGI競走「コーフィールド競馬場」への優先出走権が与えられる。

【2020年 第113回京都記念】コースの特徴

2020年 第113回京都記念 コース特徴

京都記念のコースの特徴を見ていこう。京都記念のコースはスタート地点から1コーナーまでの距離が約400mもあり、1コーナーまでに円滑にポジションが決まることが多く、決まった隊列のまま淡々と流れやすいという特徴がある。

3コーナーの下り坂付近からペースが上がり、直線は平坦となっている。一瞬の脚を要求されるレースよりも、後半にて長く脚を使い続けることが要求されるレースになりやすいという特徴を持っている。

京都競馬場の芝は移動柵がA~Dコースまで取れることから、良好なコンディションが保たれやすく、終始インコースの良い状態が続きやすい。クラシックレースやジャパンカップとは異なる距離とコースで、独特の適性が問われる舞台であり、この距離を得意とする【2,200m巧者】が実績を持つ競走馬を負かすというのも、エリザベス女王杯のコースの特徴がある。

【2020年 第113回京都記念】過去10年の優勝馬

続いては京都記念の過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第103回 2010年2月20日 2200m ブエナビスタ 牝4 1 2:14.4
第104回 2011年2月13日 2200m トゥザグローリー 牡4 1 2:13.9
第105回 2012年2月12日 2200m トレイルブレイザー 牡5 5 2:12.4
第106回 2013年2月10日 2200m トーセンラー 牡5 6 2:12.5
第107回 2014年2月16日 2200m デスペラード 牡6 6 2:16.0
第108回 2015年2月15日 2200m ラブリーデイ 牡5 3 2:11.5
第109回 2016年2月14日 2200m サトノクラウン 牡4 6 2:17.7
第110回 2017年2月12日 2200m サトノクラウン 牡5 3 2:14.1
第111回 2018年2月11日 2200m クリンチャー 牡4 4 2:16.3
第112回 2019年2月10日 2200m ダンビュライト 牡5 3 2:14.8

【2020年 第113回京都記念】レース傾向

京都記念のレース傾向を紐解いていこう。

過去10年の京都記念で、単勝6番人気の支持を得た競走馬が好走する傾向にあり、このうち4頭が優勝を上げている。一方、単勝1番人気の競走馬から2頭優勝しているが、2010年のブエナビスタと2011年のトゥザクローザーによるもので、以降は8連敗中。

また、近走におけるGIやGIIでの実績もポイントとなっていて、過去10年の3着内馬のうち27頭の最高着順が4着以内であることがわかっている。しかも好走率で見てみると、4着と5着で大きく差が開いているのも特徴的である。

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