【2020年 第54回小倉大賞典】特徴まとめ
小倉大賞典(こくらだいしょうてん)は、日本中央競馬会(JRA)が小倉競馬場の芝1,800mを舞台に開催している重賞競走。正賞は福岡県知事賞。
小倉大賞典は、1967年に4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走として創設され、マイル~中距離路線での飛躍を狙う競走馬にとって重要な一戦とされている。
施行距離・施行時期・出走資格について幾度か変更されたのち、2000年に競馬番組が改定されて以降は施行時期は2月に定着した。現在では第1回小倉競馬の名物レースとして親しまれている。
1999年から2000年までと、2005年以降より外国産馬、2009年より外国調教馬、2020年より地方競馬所属の競走馬の出走が可能となった。
【2020年 第54回小倉大賞典】コースの特徴
小倉大賞典のコースの特徴を見てみよう。小倉大賞典のコースは、スタート地点から1コーナーまでの距離が300m弱と短い。
先行争いが激しくなることもあるが、決勝線から2コーナー入り口にかけて上り坂があるため、ここでペースが落ちることが多いという特徴がある。また、2コーナーから向正面までと、3コーナーから4コーナーまでが下り坂となっていて、直線は平坦になっている。
小倉大賞典のコースは、前半に無理をせず好位置を取れる競走馬もしくはインコースで脚をためる競馬が可能な競走馬が好走しやすいという特徴がある。
【2020年 第54回小倉大賞典】過去10レースの優勝馬
続いて小倉大賞典の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第44回 | 2010年2月6日 | 1800m | オースミスパーク | 牡5 | 7 | 1:47.2 |
第45回 | 2011年2月5日 | 1800m | サンライズベガ | 牡7 | 6 | 1:45.3 |
第46回 | 2012年2月4日 | 1800m | エーシンジーライン | 牡7 | 5 | 1:46.3 |
第47回 | 2013年2月17日 | 1800m | ヒットザターゲット | 牡5 | 6 | 1:46.4 |
第48回 | 2014年2月23日 | 1800m | ラストインパクト | 牡4 | 1 | 1:45.3 |
第49回 | 2015年2月22日 | 1800m | カレンブラックヒル | 牡6 | 3 | 1:48.3 |
第50回 | 2016年2月21日 | 1800m | アルバートドック | 牡4 | 2 | 1:46.7 |
第51回 | 2017年2月19日 | 1800m | マルターズアポジー | 牡5 | 4 | 1:45.8 |
第52回 | 2018年2月18日 | 1800m | トリオンフ | 騸4 | 1 | 1:46.1 |
第53回 | 2019年2月17日 | 1800m | スティッフェリオ | 牡5 | 3 | 1:46.7 |
【2020年 第54回小倉大賞典】レース傾向
小倉大賞典のレース傾向を紐解いていこう。
過去10年の小倉大賞典で、通算出走数が12戦以内だった競走馬が好走する傾向にあり、これに該当する競走馬は3着内率41.2%と高い数値をマークしていた。一方、通算出走数が13戦以上の競走馬で、前年以降のJRA重賞で4着以内に入った経験のない競走馬は、勝率1.6%・連対率6.3%・3着内率7.9%と苦戦傾向にあった。
また、1枠に入った競走馬が好走する傾向にもあり、過去7年の3着内馬のうち8頭が1枠に入っていた競走馬であった。これに該当する競走馬の3着内率は61.5%と高い数値をマークしていた。