【2020年 第40回ジャパンカップ】特徴まとめ
ジャパンカップ(Japan Cup)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2,400mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は、日本馬主協会連合会会長賞、東京馬主協会賞。
ジャパンカップは、1981年に4歳以上の競走馬による国際招待競走として創設された。国際競走という観点から、JRAの厩舎関係者表彰においては、最優秀騎手賞と最優秀調教師賞の資格を取得するにあたり「1着を獲らねばならない競走」のひとつとされており、「八大競走」と同格の扱いを受けていた。2000年より日本の最高賞金競走となっている。
1984年にグレード制が施行されたことを受けてGI(当時はJRA独自のグレード)に格付けされ、1992年に国際セリ名簿基準委員会によって日本初となる国際GIに指定された。
2001年に馬齢表示が国際基準化され、出走条件が「3歳以上」に変更された。
2008年にジャパン・オータムインターナショナルの構成レースに指定された。
なおジャパンカップは、東京競馬場の1年で最後に開催される競走となっている。
【2020年 第40回ジャパンカップ】コースの特徴
ジャパンカップのコースの特徴を見てみよう。ジャパンカップのコースは、日本ダービーやオークスといった主要なGIレースが行われることから、「JRAのチャンピオンコース」と称されている。
ホームストレッチにあるスタート地点から1コーナーまでの距離が約350mで、ゴール板を過ぎてから、1コーナー~2コーナー~向正面半ばまで緩やかに下っていくというのが特徴である。
その後やや急勾配な上り坂があるものの、それを超えると3コーナーまでが下り坂となっている。最後の直線距離は525.9m。直線に向いてすぐに約160m、高低差2.0mの上り坂があり、ゴールまでの残り300mはほぼ平坦となっている。
約2,000mを走った後に坂に上り、そこからさらに加速する必要があるタフな構造となっている。ジャパンカップのコースは、直線でのスピード能力と2,400mをこなすスタミナ、インを回る操縦性の良さなど総合的な能力が問われるコースとなっている。
【2020年 第40回ジャパンカップ】過去10年の優勝馬
続いてはジャパンカップの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第30回 | 2010年11月28日 | 2400m | ローズキングダム※ | 牡3 | 4 | 2:25.2 |
第31回 | 2011年11月27日 | 2400m | ブエナビスタ | 牝5 | 2 | 2:24.2 |
第32回 | 2012年11月25日 | 2400m | ジェンティルドンナ | 牝3 | 3 | 2:23.1 |
第33回 | 2013年11月24日 | 2400m | ジェンティルドンナ | 牝4 | 1 | 2:26.1 |
第34回 | 2014年11月30日 | 2400m | エピファネイア | 牡4 | 4 | 2:23.1 |
第35回 | 2015年11月29日 | 2400m | ショウナンパンドラ | 牝4 | 4 | 2:24.7 |
第36回 | 2016年11月27日 | 2400m | キタサンブラック | 牡4 | 1 | 2:25.8 |
第37回 | 2017年11月26日 | 2400m | シュヴァルグラン | 牡5 | 5 | 2:23.7 |
第38回 | 2018年11月25日 | 2400m | アーモンドアイ | 牝3 | 1 | 2:20.6 |
第39回 | 2019年11月24日 | 2400m | スワーヴリチャード | 牝5 | 3 | 2:25.9 |
※第30回は、ブエナビスタが1位で入線していたものの最後の直線にて2位入線のローズキングダムの進路を妨害したとして、審議の結果2着への降格処分を受け、ローズキングダムが繰り上がりで優勝となっている。
【2020年 第40回ジャパンカップ】レース傾向
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