【2020年 第15回阪神カップ】特徴まとめ
阪神カップ(はんしんカップ)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝1,400mで開催している中央競馬の重賞競走。
従来の中央競馬は長距離を重視した競走体系だったが、個々の競走馬の適性を見出す観点より競走体系を見直して、段階的に短距離競走体系の整備が進められた。こうした背景から阪神カップは、短距離競走体系の更なる重質を図る観点から、スプリンターとマイラー双方が一同に会して激突する新たな魅力を持つ重賞競走として2006年に新設された。
創設時から「GII」(当時はJRAの独自グレード)に格付けされており、その後2007年に日本がパートⅠ国昇格した際に「JpnⅡ」、2009年に国際格付の「GII」に変更された。
2012年は「近代競馬150周年記念」の副称を付けて開催された。また、2012年と2013年は有馬記念の翌日に開催され、中央競馬の1年を締めくくる重賞競走として位置づけられた。
創設時より国際競走に指定されており、外国調教馬も出走可能となっている。また、特別指定交流競走にも指定されており、地方競馬所属の競走馬も出走可能となっている。
【2020年 第15回阪神カップ】コースの特徴
阪神カップのコースの特徴を見ていこう。阪神カップのコースは、2コーナーの引き込み線からのスタートで、3コーナーまでの距離が約450mもある。
3コーナー半ばから4コーナーそして直線の半ば(残り190m付近)にかけて緩やかな下り坂があり、ゴール前に急な上り坂がある。直線距離はBコース使用時で359.1mもあり、阪神競馬場の芝1,200m(内回り)と同様に前半が速くなりやすい構造なのだが、直前の坂で不可もかかることからタフさも要求されるという特徴がある。
また、スプリントとマイルの間の距離であり、コース形態も独得ということから、阪神競馬場の芝1,400mのスペシャリストが繰り返し好走するという特徴もある。
【2020年 第15回阪神カップ】過去10年の優勝馬
続いては阪神カップの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第5回 | 2010年12月18日 | 1400m | キンシャサノキセキ | 牡7 | 2 | 1:20.3 |
第6回 | 2011年12月17日 | 1400m | サンカルロ | 牡5 | 4 | 1:20.5 |
第7回 | 2012年12月24日 | 1400m | サンカルロ | 牡6 | 3 | 1:21.0 |
第8回 | 2013年12月23日 | 1400m | リアルインパクト | 牡5 | 8 | 1:21.4 |
第9回 | 2014年12月27日 | 1400m | リアルインパクト | 牡6 | 8 | 1:20.7 |
第10回 | 2015年12月26日 | 1400m | ロザキガンティア | 牡4 | 3 | 1:21.4 |
第11回 | 2016年12月24日 | 1400m | シュウジ | 牡3 | 7 | 1:21.9 |
第12回 | 2017年12月23日 | 1400m | イスラボニータ | 牡6 | 2 | 1:19.5 |
第13回 | 2018年12月22日 | 1400m | ダイアナヘイロー | 牝5 | 11 | 1:21.1 |
第14回 | 2019年12月21日 | 1400m | グランアレグリア | 牝3 | 1 | 1:19.4 |
【2020年 第15回阪神カップ】レース傾向
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