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【2020年 第36回 フェアリーステークス(GIII)】特徴まとめ

フェアリーステークス 特徴

フェアリーステークス(Fairy Stakes)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1,600mで開催している中央競馬の重賞競走。競走名の「フェアリー(Fairy)」は、妖精を意味する英単語。

フェアリーステークスは、1984年に創設された「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」を前身とした重賞競走で、1994年に現行の「フェアリーステークス」に改称された。

創設当初は暮れの中山競馬場の芝1,600mを舞台としていたが、1991年に芝1,200mに短縮。その後、2009年に開催時期が1月上旬に移された上に、距離が再び1,600mとなった。さらに、フェアリーステークス(1月)→デイリー杯クイーンカップ(2月)→桜花賞(3月)と各トライアルレースという春の3歳牝馬クラシック路線が編成されることとなった。

1993年より外国産馬、1996年より地方競馬所属の競走馬、2009年より国際競走となったことから外国調教馬も出走可能となった。

【2020年 第36回 フェアリーステークス(GIII)】コースの特徴

2020年 第36回 フェアリーステークス(GIII) コース特徴

フェアリーステークスのコースの特徴を見ていこう。フェアリーステークスのコースは1コーナー奥からスタートし、外回りの2コースに向かっていくレイアウトになっている。2コーナーまでの距離が短く、先行争いが激しくなるという特徴がある。

外回りに入ってからは、4コーナーまで終始下り坂となっており、ペースが落ちづらいくなっている。直線距離は310mで、直線の半ばには急勾配の上り坂がある。フェアリーステークスのコースは、JRAの芝1,600mのコースの中では、中京競馬場と共にコーナーが3回(新潟競馬場・東京競馬場・京都競馬場・阪神競馬場は2回)で、直線も短いという独特な特徴も持っている。

路盤改修によって従来より速い上がりが出るようになったものの、コース形態上は上がりがかかりやすい構造。外から一瞬の脚でさせる競走馬が好走しやすくなっている。

【2019年 第35回 フェアリーステークス】過去10年の優勝馬

続いてはフェアリーステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第26回 2010年1月11日 1600m コスモネモシン 牝3 11 1:34.8
第27回 2011年1月10日 1600m ダンスファンタジア 牝3 1 1:33.7
第28回 2012年1月9日 1600m トーセンベニザクラ 牝3 3 1:35.5
第29回 2013年1月12日 1600m クラウンロゼ 牝3 10 1:34.7
第30回 2014年1月13日 1600m オメガハートロック 牝3 1 1:36.3
第31回 2015年1月12日 1600m ノットフォーマル 牝3 11 1:35.2
第32回 2016年1月11日 1600m ビービーバーレル 牝3 3 1:34.3
第33回 2017年1月8日 1600m ライジングリーズン 牝3 10 1:34.7
第34回 2018年1月7日 1600m プリモシーン 牝3 2 1:34.6
第35回 2019年1月12日 1600m フィリアプーラ 牝3 3 1:36.0

【2020年 第36回 フェアリーステークス(GIII)】レース傾向

フェアリーステークスのレース傾向を紐解いていこう。フェアリーステークスでは、昨年については3番人気→4番人気→5番人気という順番での決着となったが、2018年までは毎年9番人気以下の競走馬が連対していた。そのため、今年も過小評価された競走馬が連に絡んでくることが考えられる。

データを見てみると、10番・11番人気の競走馬にが過去10回の開催で4勝、2着に2回入っており、下位人気の競走馬の台頭が多いことが分かる。そのうえ、6~9番人気の競走馬は優勝例こそないものの、2着と3着にそれぞれ3回ずつ入っている。

また、左回りのレースでの好走歴もポイントとなっており、過去10年の開催のうち2013年と2017年を除く8回で、で4走前までに左回りのレースで2着から5着に入っていたという競走馬が連対していた。

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