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【2020年 第70回ダイヤモンドステークス】の特徴まとめ

ダイヤモンドステークス 特徴

ダイヤモンドステークス[1]は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝3,400mで開催している中央競馬の重賞競走。

競走名の「ダイヤモンド(Diamond)」とは、炭素原子から生成される鉱物で、創設当初の開催時期であった4月の誕生石であることに由来する。

ダイヤモンドステークスは、1951年に5歳(現4歳)以上の競走馬による重賞競走として創設された。創設された当初は4月の中山競馬場で芝2,600mを舞台に施行していたが、1965年に芝3200mに延長され、2004年より現行の芝3,400mで施行されている。この距離は、JRAで施行される競走の中ではステイヤーズステークスに次ぐ長距離である。

施行時期と施行場に関しては、何度か変更があったが、1997年より2月の東京競馬場で開催されるようになった。また、負担重量も創設当初は別定とされていたが、1952年より現行のハンデキャップとなっている。

1992年より外国産馬、2006年より外国調教馬、2020年より地方競馬所属の競走馬の出走が可能となった。

【2020年 第70回ダイヤモンドステークス】コースの特徴

2020年 第70回ダイヤモンドステークス コース特徴

ダイヤモンドステークスのコースの特徴を見ていこう。ダイヤモンドステークスのコースは向正面の上り坂からのスタートで、そこから芝コースを1周半するというレイアウトになっている。

最初の3コーナーまでは約250mあり、3コーナーに向けて緩やかな下り坂を走っていく。ホームストレッチの距離は525.9mで、直線へ向かってすぐに約160mの急な上り坂(高低差2m)があり、そこを超えると、300mはほぼ平坦という特徴がある。

ゴール板を過ぎてから向正面の半ばまで緩やかな下り坂があり、スタート地点の上り坂を過ぎてから2週目の3コーナーへと向かう。

ダイヤモンドステークスのコースは、最後の直線で末脚がより伸びる馬が好走するという特徴がある。さらに、直線まで末脚を温存できるスタミナと折り合いが、このダイヤモンドステークスのコースを制するカギとなる。

【2020年 第70回ダイヤモンドステークス】過去10年の優勝馬

続いてはダイヤモンドステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第60回 2010年2月14日 3400m フォゲッタブル 牡4 1 3:32.6
第61回 2011年2月19日 3400m コスモメドウ 牡4 2 3:31.9
第62回 2012年2月18日 3400m ケイアイドウソジン 牡6 15 3:36.8
第63回 2013年2月16日 3400m アドマイヤラクティ 牡5 1 3:31.9
第64回 2014年2月22日 3400m フェイムゲーム 牡4 1 3:30.2
第65回 2015年2月21日 3400m フェイムゲーム 牡5 1 3:31.9
第66回 2016年2月20日 3400m トゥインクル 牡5 4 3:37.8
第67回 2017年2月18日 3400m アルバート 牡6 1 3:35.2
第68回 2018年2月17日 3400m フェイムゲーム 騸8 1 3:31.6
第69回 2019年2月16日 3400m ユーキャンスマイル 牡4 1 3:31.5

【2020年 第70回ダイヤモンドステークス】レース傾向

ダイヤモンドステークスでは、過去10年の開催で若い世代の競走馬が好走する傾向にあり、特に4歳馬は3着内率50%と高い数値をマークしている。なお、7歳以上の競走馬で、3着以内に入った競走馬7頭のうち4頭が騙馬であることが確認できている。

また、前走別で成績を見ていくと、前走が国内のGI競走だった競走馬9頭のうち、3着以内に入ったのは有馬記念から出走した2頭のみであった。このほか、万葉ステークス(OP)から出走してきた競走馬から7頭が3着以内に入っていて、国内のGIIIから出走してきた競走馬は、いずれも4着以下に負けているという特徴がある。


[脚注1] 1959年の開催では副称として「皇太子殿下御成婚祝賀」が付けられた。

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