【2019年 第14回ヴィクトリアマイル】特徴まとめ
ヴィクトリアマイル(Victoria Mile)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1,600mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。正賞は日本馬主協会連合会会長賞。競走名の「ヴィクトリア(Victoria)」とは、ローマ神話に登場する勝利の女神の名前。
従来、優秀な牝馬は早期に引退させて生産界へ戻すべきと考えられていたが、1996年にエリザベス女王杯が古馬に解放されたことと牝馬重賞競走の増設やローテーションの整備によって、牝馬の競走馬としての価値を高めるとともに競馬番組の充実が図られてきた。
ヴィクトリアマイルは、2006年の競馬番組改定により、春季に4歳以上の牝馬の目標となるチャンピオン決定戦として新設された。
創設当時から国際競走とされていて、外国調教馬の出走が可能であるうえに、ステップ競走で所定の成績を収めた地方競馬所属の競走馬も出走が可能となっている。
2017年以降は、ヴィクトリアマイルの3着内馬に同一年のジャックルマロワ賞への優先出走権が付与されるようになった。2018年からは優駿牝馬や安田記念とともにデスティナシオンフランスという名称で、フランスのジャックルマロワ賞やヴェルメイユ賞と提携することとなった。
【2019年 第14回ヴィクトリアマイル】コースの特徴
ヴィクトリアマイルのコースの特徴を見てみよう。ヴィクトリアマイルのコースは、2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーへとまっすぐ向かっていくレイアウトとなっており、向上面半ばに上り坂があり、そこから3コーナーにかけて下っていくことになる。
ヴィクトリアマイルのコースの特徴として、直線に向かってすぐに約160mの上り坂(高低差2m)があり、その後300mはほぼ平坦となっている。最後の直線距離は525.9m。
ヴィクトリアマイルのコースは、前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前においてもう一段末脚を伸ばすことが要求されるという特徴を持つ。速い時計の決着となると、スプリンタータイプ・インを回ってくる競走馬が好走しやすくなっており、逆に時計がかかる場合は、末脚がしっかしタイプ・中距離型の競走馬が好走しやすくなっている。
【2019年 第14回ヴィクトリアマイル】過去10レースの優勝馬
続いてはヴィクトリアマイルの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第54回 | 2009年5月17日 | 1600m | ウオッカ | 牝5 | 1 | 1:32.4 |
第55回 | 2010年5月16日 | 1600m | ブエナビスタ | 牝4 | 1 | 1:32.4 |
第56回 | 2011年5月15日 | 1600m | アパパネ | 牝4 | 2 | 1:31.9 |
第57回 | 2012年5月13日 | 1600m | ホエールキャプチャ | 牝4 | 4 | 1:32.4 |
第58回 | 2013年5月12日 | 1600m | ヴィルシーナ | 牝4 | 1 | 1:32.4 |
第59回 | 2014年5月18日 | 1600m | ヴィルシーナ | 牝5 | 11 | 1:32.3 |
第60回 | 2015年5月17日 | 1600m | ストレイトガール | 牝6 | 5 | 1:31.9 |
第61回 | 2016年5月15日 | 1600m | ストレイトガール | 牝7 | 7 | 1:31.5 |
第62回 | 2017年5月14日 | 1600m | アドマイヤリード | 牝4 | 6 | 1:33.9 |
第63回 | 2018年5月13日 | 1600m | ジュールポレール | 牝5 | 8 | 1:32.3 |
【2019年 第14回ヴィクトリアマイル】レース傾向
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