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【2019年 第55回京王杯2歳ステークス】特徴まとめ

京王杯2歳ステークス(けいおうはいにさいステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1,400mを舞台に開催している重賞競走。正賞は京王電鉄株式会社賞で、寄贈賞を提供する京王電鉄は、東京都多摩市に本社を置いている鉄道会社である。

京王杯2歳ステークスは、2歳重賞競走の最高峰とされる阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスの両GIレースへの前哨戦として位置づけられていて、中央競馬で行われる2歳馬限定の重賞競走としては3番目に長い歴史を持っている。

京王杯2歳ステークスは、1965年に「京成杯3歳ステークス(けいせいはいさんさいステークス)」の名称で創設された。当初は中山競馬場の芝1,200m(外回り)を舞台に開催していたが、1980年より現行の東京競馬場の芝1,400mに変更された。

1984年にグレード制に施行。これに伴いJRA独自のグレードであるGIIに格付けされ、1998年にレース名を「京王杯3歳ステークス」に改称し、2001年の馬齢表示が国際基準へ変更されたことを受けて現行の「京王杯2歳ステークス」に改称された。

2007年に日本のパートⅠ国昇格に伴い、格付表記がJpnⅡに変更され、2010年に国際競争に変更されたことから、格付表記も国際格付のGIIになった。

外国産馬は1989年、地方競馬所属の競走馬は1995年、外国調教馬は2010年から出走可能となった。

【2019年 第55回京王杯2歳ステークス】コースの特徴

2019年 第55回京王杯2歳ステークス コース特徴

京王杯2歳ステークスのコースの特徴を見てみよう。京王杯2歳ステークスのコースは、バックストレッチ半ばからのスタートとなり、3コーナーまでの距離が約350mとなっている。

京王杯2歳ステークスのコースの特徴として、スタート直後に上り坂があり、これを越えると3コーナーまで下り坂となっているが、前半は比較的にゆったりと流れることが多いということが挙げられる。

京王杯2歳ステークスのコースの直線距離は525.9mで、直線に向いてすぐのところに約160mの上り坂(高低差2m)があり、その後の300mはほぼ平坦となる。前半が遅く流れるが、上がりが速くなるケースが多いというのも、この京王杯2歳ステークスのコースの特徴となっている。

芝1,400mは、スプリンター(芝1,200m巧者)にとってもマイラー(芝1,600m巧者)にとってもベストな距離ではなく、同時に重賞においてはGI競走の前哨戦として開催されることが多い距離である。先行してスピードを持続することができる能力を持った競走馬が好走するケースが多い。

【2019年 第55回京王杯2歳ステークス】過去10レースの優勝馬

続いては京王杯2歳ステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第45回 2009年11月14日 1400m エイシンアポロン 牡2 3 1:22.0
第46回 2010年11月13日 1400m グランプリボス 牡2 1 1:21.8
第47回 2011年11月12日 1400m レオアクティブ 牡2 8 1:22.1
第48回 2012年11月10日 1400m エーシントップ 牡2 1 1:21.2
第49回 2013年11月9日 1400m カラダレジェンド 牡2 2 1:23.1
第50回 2014年11月8日 1400m セカンドテーブル 牡2 9 1:21.5
第51回 2015年11月7日 1400m ボールライトニング 牡2 12 1:22.6
第52回 2016年11月5日 1400m モンドキャンノ 牡2 1 1:21.9
第53回 2017年11月4日 1400m タワーオブロンドン 牡2 2 1:21.9
第54回 2018年11月3日 1400m ファンタジスト 牡2 2 1:24.7

【2019年 第55回京王杯2歳ステークス】レース傾向

京王杯2歳ステークスのレース傾向を紐解いていこう。京王杯2歳ステークスでは、2016年の開催こそ4番人気以内の競走馬が3着以内を占めたものの、2008年の優勝馬ゲットフルマークス(単勝14番人気)や2014年の優勝馬セカンドテーブル(単勝11番人気)がその評価を覆す見せた。またキャリアの浅い若駒が繰り広げる熱戦は暮れの2歳GI競走へと続く注目の一戦でもあるため、今後を展望する上でも興味は尽きない。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去10年の出走馬の前走の城乾別成績を見てみると、勝率では「重賞」のグループが12.9%でトップ、その次に12.5%の「新馬」のグループが並んでいた。3着内率では「重賞」のグループと「地方競馬のレース」のグループを除く各グループの数値に大差がない。これを見ると、前走の条件が重賞だった競走馬や新馬だった競走馬が好走する傾向にあると言える。

また、近年の京王杯2歳ステークスにおいて、過去10年の出走馬の前走の距離別成績を見ていくと、「芝1,200m」「芝1,400m」「芝1,500m~1,600m」の3グループの間に好走率での大差が見られない。しかし、2011年以降で見てみると、「芝1,400m」のグループで4頭が優勝している。芝1,500m以上のレースからの臨戦馬が優勝していないことから、前走短距離戦出走馬が優勢という傾向にあるともいえる。

さらに、初勝利を挙げたレースでの位置取りも重要となっており、過去10年の出走馬において、勝率では「先頭」のグループ、連対率と3着内率では「2~4番手」のグループが非常に高い数値をマークしている。

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