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【2019年 第36回ホープフルステークス】特徴まとめ

ホープフルステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝2,000mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は日本馬主協会連合会会長賞。

競走名の「ホープフル(Hopeful)」は、英語で「希望に満ちた」「望みを持つ」という意味する。

ホープフルステークスは、1984年に創設された「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(ラジオたんぱはいさんさいひんばステークス)」を前身としており、1991年から「ラジオたんぱ杯3歳ステークス(ラジオたんぱはいさんさいステークス)」、2001年から「ラジオたんぱ杯2歳ステークス(ラジオたんぱはいにさいステークス)」、2006年から「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(ラジオにっけいはいにさいステークス)」と変遷を経てきた。

近年の日本競馬では、2歳馬競走の開始時期の早期化そして競争距離が多様化しており、特に中距離競争の充実ぶり顕著になっている。これにより、2013年まで阪神競馬場の芝2,000mで開催していたGIIIの「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」を2014年以降中山競馬場の芝2,000mに移し、2歳中距離路線の頂点となる競走に位置付けてGIIに昇格した。

2017年に格付昇格の申請が承認され、同年度よりGI競走として開催されることが決定した。

【2019年 第36回ホープフルステークス】コースの特徴

2019年 第36回ホープフルステークス コース特徴

ホープフルステークスのコースの特徴を見ていこう。ホープフルステークスのコースは、ホームストレッチの直線入り口からのスタートとなる。1コーナーまでの距離は約400mで、スタート直後に急勾配の上り坂が続いている。

その上り坂から向正面までが緩い下りで、3コーナーと4コーナーにかけてはほぼ平坦というという特徴がある。最後の直線は310mだが、直線には再び急勾配の上り坂が待ち受けるというのも、このホープフルステークスのコースの特徴である。JRAの芝2,000mのコースのなかでは、中京競馬場と並びタフな構造と言えるが、2014年に路盤が改修されて以降は、3コーナーからスピードに乗りやすくなったように見える。

また、ホープフルステークスのコースは、2度の直線の坂越えをこなすパワーがある競走馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる競走馬こそこそ好走しやすいという特徴も持っている。

【2019年 第36回ホープフルステークス】過去10年の優勝馬

続いてはホープフルステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第26回 2009年12月26日 2000m ヴィクトワールピサ 牡2 2 2:01.3
第27回 2010年12月25日 2000m ダノンバラード 牡2 2 2:02.2
第28回 2011年12月24日 2000m アダムスピーク 牡2 1 2:02.4
第29回 2012年12月22日 2000m エピファネイア 牡2 1 2:05.4
第30回 2013年12月21日 2000m ワンアンドオンリー 牡2 1 2:04.3
第31回 2014年12月28日 2000m シャイニングレイ 牡2 4 2:01.9
第32回 2015年12月27日 2000m ハートレー 牡2 8 2:01.8
第33回 2016年12月25日 2000m レイデオロ 牡2 1 2:01.3
第34回 2017年12月28日 2000m タイムフライヤー 牡2 1 2:01.4
第35回 2018年12月28日 2000m サートゥルナーリア 牡2 1 2:01.6

【2019年 第36回ホープフルステークス】レース傾向

ホープフルステークスのレース傾向を紐解いていこう。ホープフルステークスは、元々過去31回の3着以内馬93頭(2017年時点)のうち27頭が後のJRAのGI競走を制している“出世レース”となっている。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去10年の開催において通算出走回数が「1戦」の競走馬が好走する傾向にあり、3着内率36.8%と高い数値をマークしている。デビュー戦を勝ち上がった直後の参戦となる競走馬に注目したほうが良さそうだ。

また、前走の条件と着順もキーとなっており、前走が「JRAの重賞」だった競走馬の3着内率が36%と優秀な水準に達している。

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