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【2019年 第71回朝日杯フューチュリティステークス】特徴まとめ

朝日杯フューチュリティステークス(あさひはいフューチュリティステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝1,600mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は朝日新聞社賞、日本馬主協会連合会会長賞。

競走名の「フューチュリティ(Futurity)」は、英語で「未来」「将来」を意味する。

朝日杯フューチュリティステークスは、1949年に関東地区における3歳(現2歳)馬のチャンピオン決定戦として創設された。当時の名称は「朝日杯3歳ステークス」。2013年まで中山競馬場を舞台とし、距離については創設当初は芝1,100mだったが、1959年に芝1,200mに延長され、1962年より芝1,600mで定着している。

朝日杯3歳ステークスの競争条件は、1991年に牡馬・牝馬のチャンピオン決定戦を明確にすることを目的としていたことから「牡馬・騸馬限定」とされていたが、2004年以降「牡馬・牝馬限定」に変更された。これにより騸馬の出走が不可となった。

翌年の3歳クラシックレースにも直結する重要な一戦となっているほか、過去の優勝馬からは古馬になっても大レースを制する競走馬が出るなど、さまざまなカテゴリーで活躍馬を輩出している。

1971年から外国産馬、1995年に特別指定交流競走に指定されたことにより、地方競馬所属の競走馬が出走可能となった。これに加え、2010年には国際競争に指定されたことを受けて外国調教馬も出走可能となった。

【2019年 第71回朝日杯フューチュリティステークス】コースの特徴

2019年 第71回朝日杯フューチュリティステークス コース特徴

朝日杯フューチュリティステークスのコースの特徴を見ていこう。朝日杯フューチュリティステークスのコースは、スタート後に外回りコースに入ってから3コーナー手前までが上り坂となっている。4コーナーから直線に向いてから残り190m付近までが緩やかな下り坂となっている。

直線距離はAコース使用時で473.6mもあり、ゴール前に高低差1.8mの急な上り坂がある。朝日杯フューチュリティステークスのコースは、前半に負荷がかかりやすい構造となっており、道中は脚をためて、直線でスピードを発揮する競走馬が基本的に有利となるが、極端にスローなペースとなると逃げ馬が有利となるという特徴がある。

開催前半で芝の状態が良好な場合は、インを回る能力や先行力がキーとなりやすい。

【2019年 第71回朝日杯フューチュリティステークス】過去10年の優勝馬

続いては朝日杯フューチュリティステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第61回 2009年12月20日 1600m ローズキングダム 牡2 1 1:34.0
第62回 2010年12月19日 1600m グランプリボス 牡2 5 1:33.9
第63回 2011年12月18日 1600m アルフレード 牡2 1 1:33.4
第64回 2012年12月16日 1600m ロゴタイプ 牡2 7 1:33.4
第65回 2013年12月15日 1600m アジアエクスプレス 牡2 4 1:34.7
第66回 2014年12月21日 1600m ダノンプラチナ 牡2 1 1:35.9
第67回 2015年12月20日 1600m リオンディーズ 牡2 2 1:34.4
第68回 2016年12月18日 1600m サトノアレス 牡2 6 1:35.4
第69回 2017年12月17日 1600m ダノンプレミアム 牡2 1 1:33.3
第70回 2018年12月16日 1600m アドマイヤマーズ 牡2 2 1:33.9

【2019年 第71回朝日杯フューチュリティステークス】レース傾向

朝日杯フューチュリティステークスのレース傾向を紐解いていこう。朝日杯フューチュリティステークスは、ホープフルステークスがGIに格上げされたことから、単独で「2歳王者決定戦」とは呼べなくなったものの、それでも1,600mの距離でスピードと現在の完成度を競うという趣旨は変わっていない。2016年の開催では2頭の牝馬が出走し、そのうちの1頭であるミスエルテが単勝1番人気に支持されて話題となった。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去10年の2着馬と3着馬のうち13頭が4番人気以下であり、伏兵馬が台頭する傾向にある。また、単勝オッズ別成績では「1.9倍以下」に支持されていた競走馬の優勝歴がない。しかし、優勝馬のうち2012年のロゴタイプ以外の9頭は単勝オッズが15倍未満の競走馬である。

また、朝日杯フューチュリティステークスは前走のレース別成績に特徴があり、京王杯2歳ステークスやデイリー杯2歳ステークスをはじめとしたGIIレースから出走している競走馬の優勝回数は1回のみで、GIII競走の「東京スポーツ杯2歳ステークス」から出走した競走馬が好走する傾向にある。

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