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【2019年 第63回京成杯オータムハンデキャップ】特徴まとめ

京成杯オータムハンデキャップ(けいせいはいオータムハンデキャップ)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1,600mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。レース名の「京成」は、寄贈賞の提供を受けている京成電鉄にちなんでいる。正賞は京成電鉄株式会社賞。

京成杯オータムハンデキャップは、1956年に4歳(現3歳)以上のハンデキャップ競走として創設された。創設当時の名前は「オータム・ハンデキャップ」だった。その後、1959年に「京王杯オータムハンデキャップ」、1998年に現在の「京成杯オータムハンデキャップ」に改称された。

創設当初は東京競馬場の芝1,600mで開催され、1963年に芝1,800mに延長。その後幾度かの開催場・距離の変更を経て、1980年から中山競馬場での開催が定着し、1984年から現行の芝1,600mで行われている。

京成杯オータムハンデキャップでは、1994年から外国産馬、1998年から地方競馬所属の競走馬(認定馬のみ、2頭まで)、2006年から外国調教馬(8頭まで、優先選出)の出走が可能となった。

2012年にJRAが夏季競馬を盛り上げる目的で設けた「サマーマイルシリーズ」の最終戦に組み込まれた。京成杯オータムハンデキャップからは、2014年の優勝馬クラレントと2017年の優勝馬グランシルクがシリーズチャンピオンになった。

【2019年 第63回京成杯オータムハンデキャップ】コースの特徴

2019年 第63回京成杯オータムハンデキャップ コース特徴

京成杯オータムハンデキャップはのコースの特徴を見ていこう。京成杯オータムハンデキャップのコースは1コーナー奥からスタートし、外回りの2コースに向かっていくレイアウトになっている。2コーナーまでの距離が短く、先行争いが激しくなるという特徴がある。

外回りに入ってからは、4コーナーまで終始下り坂となっており、ペースが落ちづらいくなっている。直線距離は310mで、直線の半ばには急勾配の上り坂がある。京成杯オータムハンデキャップのコースは、JRAの芝1,600mのコースの中では、中京競馬場と共にコーナーが3回(新潟競馬場・東京競馬場・京都競馬場・阪神競馬場は2回)で、直線も短いという独特な特徴も持っている。

路盤改修によって従来より速い上がりが出るようになったものの、コース形態上は上がりがかかりやすい構造。外から一瞬の脚でさせる競走馬が好走しやすくなっている。

【2019年 第63回京成杯オータムハンデキャップ】過去10年の優勝馬

続いては京成杯オータムハンデキャップの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第54回 2009年9月13日 1600m ザレマ 牝5 2 1:32.1
第55回 2010年9月12日 1600m ファイアーフロート 牡4 4 1:32.8
第56回 2011年9月11日 1600m フィフスペトル 牡5 2 1:31.9
第57回 2012年9月9日 1600m レオアクティブ 牡3 2 1:30.7
第58回 2013年9月8日 1600m エクセラントカーヴ 牝4 3 1:31.8
第59回 2014年9月14日 1600m クラレント 牡5 2 1:33.3
第60回 2015年9月13日 1600m フラアンジェリコ 牡7 13 1:33.3
第61回 2016年9月11日 1600m ロードクエスト 牡3 1 1:33.0
第62回 2017年9月10日 1600m グランシルク 牡5 1 1:31.6
第63回 2018年9月9日 1600m ミッキーグローリー 牡5 2 1:32.4

【2019年 第63回京成杯オータムハンデキャップ】レース傾向

京成杯オータムハンデキャップのレース傾向を紐解いていこう。京成杯オータムハンデキャップは、秋季競馬の開幕週を彩る名物重賞であると同時に、サマーシリーズの最終競走としても位置付けられているレースである。

2016年の開催で2着だった戸崎圭太騎手がサマージョッキーズシリーズにおける獲得ポイントを41まで伸ばして、初めてシリーズチャンピオンのタイトルを獲得したほか、2014年に優勝したクラレントと田辺裕信騎手が、それぞれサマーマイルシリーズとサマージョッキーズシリーズのチャンピオンに輝くなど、さまざまな形から注目を集める一戦となっている。

2017年に発表されたデータを見てみると、2017年までの10年の出走馬で、「通算出走数が11戦以下」の競走馬の3着内率が45.8%と、非常に優秀な成績を収めていた。また、「通算出走数が12戦以上」の競走馬の内、JRAの重賞での優勝経験がある競走馬の3着内率は25.5%となっている。これらより、京成杯オータムハンデキャップでは、「通算出走数が11戦以下」の競走馬と「通算出走数が12戦以上で、重賞での優勝経験がある」競走馬が好走する傾向であることがわかる。

また、近年では前走で先行していた競走馬が、京成杯オータムハンデキャップで不振になる傾向もあり、これも馬券を買ううえで重視するべきポイントと言える。

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