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【2019年 第56回 愛知杯】 特徴まとめ

愛知杯(あいちはい)は、日本中央競馬会(JRA)が中京競馬場のダート2,000mで開催している中央競馬の重賞競走。競馬番組表では「農林水産省賞典 愛知杯(のうりんすいさんしょうしょうてん あいちはい)」と表記されている。

正賞は農林水産大臣賞と愛知県知事賞。

愛知杯は、1963年に4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走として創設され、創設当初は中京競馬場の砂2,000mで開催された。

1970年に中京競馬場の芝コースが完成したことに伴い、同年以降は芝2,000mで定着した。施行時期については幾度かの変遷を経て、2015年に一度休止したのち翌2016年より1月開催となった。

1972年に愛知杯は、内国産種牡馬の奨励と保護策の一環として父内国産馬限定競争に指定されて以来、2003年まで父内国産馬限定の重賞競走となっていたが、内国産種牡馬もリーディング上位を洗うようになったこと、そして牝馬の出走機会を広げて、優れた牝馬を育成することを目的とした牝馬重賞競走体系整備の一環として、2004年に牝馬限定戦へと変更され、外国産馬の出走が可能となった。

2006年より外国調教馬の出走が可能となった。ちなみに地方競馬所属の競走馬は1998年と1999年、そして2006年から2014年までは出走可能となっていたが、現在は出走できない。

【2019年 第56回 愛知杯】コースの特徴

2019年 第56回 愛知杯 コース特徴

愛知杯のコースの特徴を見てみよう。愛知杯のコースは、ホームストレッチにある上り坂の途中からのスタートとなり、コースを1周するレイアウトとなっている。

スタート後も1コーナーから2コーナーと向正面半ばにかけて緩やかな登り勾配が続いており、前半1,000mはほぼ上り坂を走る形となるのが愛知杯のコースの特徴。その後、3コーナー手前から4コーナー過ぎまで下り坂となっており、最古の直線にて再び急な上り坂となる。

スタートからゴールまでの間でほとんど平坦な部分がないタフなコースとなっており、このタフな馬場を乗り切り、最後の直線距離412.5mにおいても末脚を伸ばせるだけの体力が要求される。

【2019年 第56回 愛知杯】過去10年の優勝馬

続いては愛知杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。

(※2015年は休止)

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第46回 2008年12月20日 2000m セラフィックロンプ 牝4 16 1:59.2
第47回 2009年12月19日 2000m リトルアマポーラ 牝4 4 1:59.7
第48回 2010年12月19日 2000m セラフィックロンプ 牝6 6 1:59.5
第49回 2011年12月18日 2000m フミノイマージン 牡5 2 1:53.7
第50回 2012年12月15日 2000m エーシンメンフィス 牝4 7 2:03.6
第51回 2013年12月14日 2000m フーラブライド 牝4 12 2:02.1
第52回 2014年12月20日 2000m ディアデラマドレ 牝4 1 2:04.4
第53回 2016年1月24日 2000m バウンスシャッセ 牝5 8 1:58.8
第54回 2017年1月14日 2000m マキシマムドパリ 牝5 1 2:01.4
第55回 2018年1月26日 2000m エテルナミノル 牝5 6 2:00.1

【2019年 第56回 愛知杯】レース傾向

愛知杯のレース傾向を紐解いていこう。2014年まで12月に開催されていた愛知杯は、2015年の休止を挟んで、2016年より1月の開催に変更された。2016年のリニューアル以降、2016年は3連単34万5200円、2017年は3連単12万440円、昨年は3連単12万1160円と立て続けに高額配当が飛び出している。ハンデキャップ競争という観点より、前評判が高い競走馬だけでなく、人気薄の競走馬に注目しておきたいレースとなっている。

2018年に発表されたデータを見てみると、過去10回の開催において重賞優勝経験のある競走馬と前走好走馬が優勢という傾向にある。というのも、過去10回の3着内馬30頭のうち16頭は、「JRAの2歳限定を除いた重賞」にて優勝経験のある競走馬で、3着内率が34.8%と高い数値をはじき出しているからだ。

また、前年のエリザベス女王杯から直行してきた競走馬の好走率は年々下がってきているため、愛知杯の馬券を購入するときは外しておく条件となる。

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