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【2018年 第158回 天皇賞(秋)】特徴まとめ

天皇賞(てんのうしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が春・秋の年に2回開催される重賞競走。賞金のほかに、優勝賞品として皇室から楯が下賜され、天皇賞を「盾」と通称することもある。

JRAによると天皇賞は、1905年5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設された「The Emperor’s Cup(エンペラーズカップ)」を前身としている。これにより、JRAが前身としているまで遡ると1905年に起源をもち、日本で開催されている競馬の競争において最高の格付であるGIの中でも、長い歴史と伝統を持つ競走である。

1936年に「日本競馬会」が設立され、翌1937年に地方の競馬倶楽部が「日本競馬会」に統合されたを機に、「帝室御賞典競走」が春は阪神競馬場、秋は東京競馬場と、東西で年2回開催されることとなった。なお、この年の秋の競争が天皇賞の第1回とみなされており、東京競馬場の芝2,600mで開催された。

その後、1938年の春に開催された第2回は阪神競馬場の芝2,700mで4歳(現3歳)以上の競走馬によって行われ、同年秋の第3回から「5歳(現4歳)以上、芝3,200m」という競争条件に変更され、能力検定競走として非公開で開催された1944年春まで「帝室御賞典競走」という名称で開催された。1944年春から第二次世界大戦の影響で中断されたものの、戦後の1947年春に「平和賞」の名で復活し、同年秋より現行の「天皇賞」に改称され、春は京都競馬場、秋は東京競馬場に開催されることとなった。

天皇賞は、1981年春より「勝ち抜き制」が廃止されたことにより、過去の優勝馬にも出走権が与えられることとなった。長年、「5歳(現4歳)以上、芝3,200m」という条件で開催されていた天皇賞だったが、1984年の競馬番組の改革により、秋は距離を芝2,000mに短縮。加えて、1987年より天皇賞(秋)では4歳(現3歳)の競走馬が出走できるように条件が変更された。

2000年から天皇賞(秋)はジャパンカップや有馬記念とともに「秋の古馬三冠競走」とされ、同一年に開催される3競走をすべて優勝した競走馬に褒賞金が贈呈されることとなった。

また、天皇賞は長期間に渡って、出走資格を内国産の牡・牝馬限定としていたが、2000年春に初めて外国産馬に門戸が開かれ、2005年春には国際競争に指定されたことを受け、外国調教馬の出走が認められた。さらに2008年には、国際交流競走として競走内容の充実を図る観点から、せん馬の出走も可能となった。

なお、本記事では、東京競馬場の芝2,000m秋の開催の舞台を取り扱う。

【2018年 第158回 天皇賞(秋)】コースの特徴

2018年 第158回 天皇賞(秋) コース特徴

天皇賞(秋)のコースの特徴を見てみよう。天皇賞(秋)のコースは、1コーナー奥に位置するスタートから2コーナーに向かっていくレイアウトになっている。

天皇賞(秋)のコースの特徴として、2コーナーまでの距離が短いことから、外目を通らされると距離のロスが大きいということが挙げられる。向正面半ばには上り坂があり、そこから3コーナーにかけて下り坂となっている。直線距離は525.9m。

直線に向いてからすぐに約160mの上り坂があり、その後約300mはほぼ平坦になっている。天皇賞(秋)のコースは、坂を上った後に、ゴール前でもう一度末脚を伸ばすことが求められるタフなコースという特徴がある。

レース前半を器用に立ち回ることができるうえに、直線においてより速い末脚を発揮する能力、そしてタフなコースを押し切れるだけの体力を持つ競走馬が好走しやすくなっている。

【2018年 第158回 天皇賞(秋)】過去10レースの優勝馬

続いては天皇賞(秋)の過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数開催日距離馬名性齢人気タイム
第138回2008年11月2日2000mウォッカ牝411:57.2
第140回2009年11月1日2000mカンパニー牡831:57.2
第142回2010年10月31日2000mブエナビスタ牝411:58.2
第144回2011年10月30日2000mトーセンジョーダン牡581:56.1
第146回2012年10月28日2000mエイシンフィッシュ牡511:57.3
第148回2013年10月27日2000mジャスタウェイ牡421:57.5
第150回2014年11月2日2000mスピルバーグ牡591:59.7
第152回2015年11月1日2000mラブリーデイ牡5121:58.4
第154回2016年10月30日2000mモーリス牡511:59.3
第156回2017年10月29日2000mキタサンブラック牡522:08.3

【2018年 第158回 天皇賞(秋)】レース傾向

天皇賞(秋)のレース傾向を紐解いていこう。天皇賞(秋)は、ジャパンカップや有馬記念に続く秋の中長距離GI3連戦の第1弾にあたる。2008年の天皇賞(秋)ではウォッカとダイワスカーレットの牝馬2頭が壮絶な追い比べを演じ、2009年にはカンパニーがJRA史上初となる8歳馬による平地GI制覇という快挙を成し遂げるなど、国内の中距離GIの最高峰のレースと呼ばれるに相応しい戦いが繰り広げられている。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去10年の開催で3着以内に入った競走馬のべ30頭のうち25頭は過去2走以内で最高単勝人気が「1番人気」または「2番人気」だった。それぞれの3着内率を見てみると、「1番人気」が34.6%、「2番人気」が23.3%と他を上回っていることから、天皇賞(秋)は近走で上位人気に支持されていた競走馬が好走する傾向にあると言える。

また、過去10年の出走馬について、過去3走以内における東京芝コースでの成績を見てみると、「1着」だったグループと「2着」だったグループの勝率が10%を超えており、連対率や3着内率でも上位となっている。

さらに、2013年以降の4年間の開催における優勝馬4頭は、いずれも過去3走にて2回以上連対を果たしていることもわかっている。また、この4頭は連対していなかったレースでも3着に入っており、近走で上位争いをしていた競走馬が活躍する傾向にもあるようだ。

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