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【2018年 第63回京阪杯】特徴まとめ

京阪杯(けいはんはい)は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝1,200mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は、京阪ホールディングス株式会社賞。

寄贈賞を提供している京阪電気鉄道は、大阪府大阪市に本社を置く鉄道会社である。

京阪杯は、1956年に4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走として「京都特別(きょうととくべつ)」の名称で創設された。創設時は芝2,200m(外回り)のハンデキャップ競走で秋季に開催されていた。

1960年より京阪電気鉄道が賞を寄贈するようになり、「京阪盃」が副名称となり、翌1961年に名称が現行の「京阪杯」となった。

その後、開催時期・負担重量・距離などが幾度か変更され、2005年まで中京理の重賞として開催していたが、2006年の短距離重賞路線の整備に伴い、スプリント重賞として生まれ変わった。同時に別定重量の芝1,200mで定着。

1989年から外国産馬、1998年から地方競馬所属の競走馬が出走可能となり、2005年に国際競走に指定されたことを受けて外国調教馬も出走可能となった。

2016年の開催より本馬場入場局が向谷実氏が作曲した「A Promising Moment」に変更された。

なお、京阪杯は1年において京都競馬場で開催される最後のレースである。

【2018年 第63回京阪杯】コースの特徴

2018年 第63回京阪杯 コース特徴

京阪杯のコースの特徴を見てみよう。京阪杯のコースは、スタート直後にある上り坂の影響で、前半はゆったりと流れやすいという特徴がある。

3コーナー過ぎからは下り坂となっており、直線はほぼ平坦となっている。一般的に芝1,200mのレースは、前半が速いペースで流れることが多いのだが、京阪杯のコースでは前半3ハロンが遅く、後半3ハロンが極端に速くなるという特徴がある。

京都競馬場の芝は移動柵がA~Dコースまで取れることから良好なコンディションが保たれて、インコースの良い状態が続きやすくなっている。京阪杯のコースは、軽快な先行力または極限の瞬発力が要求される。

【2018年 第63回京阪杯】過去10年の優勝馬

続いては京阪杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第53回 2008年11月29日 1200m ウエスタンダンサー 牝4 4 1:08.1
第54回 2009年11月28日 1200m プレミアムボックス 牡6 7 1:07.6
第55回 2010年11月27日 1200m スプリングソング 牡5 2 1:08.0
第56回 2011年11月26日 1200m ロードカナロア 牡3 1 1:08.1
第57回 2012年11月24日 1200m ハクサンムーン 牡3 10 1:08.5
第58回 2013年11月23日 1200m アースソニック 牡4 7 1:07.5
第59回 2014年11月30日 1200m アンバルブライベン 牝5 5 1:08.3
第60回 2015年11月29日 1200m サトノルパン 牡4 4 1:07.4
第61回 2016年11月27日 1200m ネロ 牡5 2 1:10.3
第62回 2017年11月26日 1200m ネロ 牡6 9 1:08.8

【2018年 第63回京阪杯】レース傾向

京阪杯のレース傾向を紐解いていこう。過去10年の京阪杯において、3連投の配当が2009年は66万9960円、2010年は39万6490円、2012年は46万7650円、2014年は202万9240円、昨年は167万4510円と、高配当決着が5回もあり、前評判の高い競走馬だけでなく、伏兵にも注目しておきたいスプリント重賞となっている。

2017年に発表されたデータを見てみると、近年は内枠に入った競走馬が好走する傾向にある。実際に「1~4枠」の競走馬の3着内率が24.4%であるのに対し、「5~8枠」の競走馬は3着内率12.6%と苦戦傾向にあった。

また、10月以降の戦績もポイントとなっており、過去10年の連対馬のうち2007年の優勝馬サンアディユを除く19頭は、同年10月以降のJRAのレースにて7着以内に入った経験のある競走馬だった。しかも、該当のレースで優勝経験があった競走馬は10年の間で1着に7頭、2着に3頭、3着に4頭と好走する傾向にあった。

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