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【2018年 第38回 ジャパンカップ】特徴まとめ

ジャパンカップ(Japan Cup)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2,400mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は、日本馬主協会連合会会長賞、東京馬主協会賞。

ジャパンカップは、1981年に4歳以上の競走馬による国際招待競走として創設された。国際競走という観点から、JRAの厩舎関係者表彰においては、最優秀騎手賞と最優秀調教師賞の資格を取得するにあたり「1着を獲らねばならない競走」のひとつとされており、「八大競走」と同格の扱いを受けていた。2000年より日本の最高賞金競走となっている。

1984年にグレード制が施行されたことを受けてGI(当時はJRA独自のグレード)に格付けされ、1992年に国際セリ名簿基準委員会によって日本初となる国際GIに指定された。

2001年に馬齢表示が国際基準化され、出走条件が「3歳以上」に変更された。

2008年にジャパン・オータムインターナショナルの構成レースに指定された。

なおジャパンカップは、東京競馬場の1年で最後に開催される競走となっている。

【2018年 第38回 ジャパンカップ】コースの特徴

2018年 第38回 ジャパンカップ コース特徴

ジャパンカップのコースの特徴を見てみよう。ジャパンカップのコースは、日本ダービーやオークスといった主要なGIレースが行われることから、「JRAのチャンピオンコース」と称されている。

ホームストレッチにあるスタート地点から1コーナーまでの距離が約350mで、ゴール板を過ぎてから、1コーナー~2コーナー~向正面半ばまで緩やかに下っていくというのが特徴である。

その後やや急勾配な上り坂があるものの、それを超えると3コーナーまでが下り坂となっている。最後の直線距離は525.9m。直線に向いてすぐに約160m、高低差2.0mの上り坂があり、ゴールまでの残り300mはほぼ平坦となっている。

約2,000mを走った後に坂に上り、そこからさらに加速する必要があるタフな構造となっている。ジャパンカップのコースは、直線でのスピード能力と2,400mをこなすスタミナ、インを回る操縦性の良さなど総合的な能力が問われるコースとなっている。

【2018年 第38回 ジャパンカップ】過去10年の優勝馬

続いてはジャパンカップの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第28回 2008年11月30日 2400m スクリーンヒーロー 牡4 9 2:25.5
第29回 2009年11月29日 2400m ウオッカ 牝5 1 2:22.4
第30回 2010年11月28日 2400m ローズキングダム※ 牡3 4 2:25.2
第31回 2011年11月27日 2400m ブエナビスタ 牝5 2 2:24.2
第32回 2012年11月25日 2400m ジェンティルドンナ 牝3 3 2:23.1
第33回 2013年11月24日 2400m ジェンティルドンナ 牝4 1 2:26.1
第34回 2014年11月30日 2400m エピファネイア 牡4 4 2:23.1
第35回 2015年11月29日 2400m ショウナンパンドラ 牝4 4 2:24.7
第36回 2016年11月27日 2400m キタサンブラック 牡4 1 2:25.8
第37回 2017年11月26日 2400m シュヴァルグラン 牡5 5 2:23.7

※第30回は、ブエナビスタが1位で入線していたものの最後の直線にて2位入線のローズキングダムの進路を妨害したとして、審議の結果2着への降格処分を受け、ローズキングダムが繰り上がりで優勝となっている。

【2018年 第38回 ジャパンカップ】レース傾向

ジャパンカップのレース傾向を紐解いていこう。近年の開催において、外国からの遠征馬は2005年の優勝馬アルカセットを最後に優勝しておらず、3着以内に入ったのも2006年の3着馬ウィジャボードが最後となっており、日本調教馬が優勢という傾向にある。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去10年の優勝馬のうち2008年のスクリーンヒーロー(9番人気)を除く9頭はみな「1~5番人気」の競走馬だった。さらに、2着馬はすべて「1~7番人気」と、上位人気馬が2着内に入る傾向にある。

また、単勝オッズで見ていくと、「2.9倍以下」の支持を集めた競走馬の3着内率は100%で、「3.0~3.9倍」の競走馬が62.5%をマークしているが、「4.0~4.9倍」は14.3%と苦戦傾向にある。また、「15.0~19.0倍」の競走馬に関しては3着以内に入っていない。

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