【2018年 第69回 チャレンジカップ】特徴まとめ
チャレンジカップは、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝2,000mで開催している中央競馬の重賞競走。
チャレンジカップは、1950年に4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走として創設。第1回と第2回は阪神競馬場の芝2,400mで開催されたが、1952年に距離が2,000mに短縮された。
1953年に「朝日チャレンジカップ(あさひチャレンジカップ)」と一時的に改称され、2014年に朝日杯フューチュリティステークスの舞台が阪神競馬場へ移されたことに伴い、名称は創設時の「チャレンジカップ」に戻された。
負担重量や開催時期は幾度か変更され、2012年から2016年は芝1,800mのハンデ戦で12月に開催され、2017年より中距離競走体系の整備に伴い芝2,000mに変更され、別定戦となった。
1978年から1983年までと1993年から2004年まで混合競走として外国産馬が、1997年から地方競馬所属の競走馬が出走可能となった。2005年に国際競走に指定されたことを受けて外国調教馬も出走可能となった。
【2018年 第69回 チャレンジカップ】コースの特徴
チャレンジカップのコースの特徴を見てみよう。チャレンジカップのコースは、ホームストレッチの半ばからのスタートとなる。
1コーナーまでの距離が約350mで、1コーナーから2コーナーそしてバックストレッチまではほぼ平坦になっており、3コーナー過ぎから4コーナーそして直線の半ばにかけて緩やかな下り坂となっているという特徴がある。直線距離はAコース使用時で356.5m。
ゴール前には2回目の急な上り坂が待ち受けており、最終コーナーから加速し、坂のある直線でも末脚を伸ばし続けられるスタミナと馬力が要求されやすいという特徴がある。
【2018年 第69回 チャレンジカップ】過去10年の優勝馬
続いてはチャレンジカップの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第59回 | 2008年9月15日 | 2000m | ドリームジャーニー | 牡4 | 6 | 1:58.5 |
第60回 | 2009年9月12日 | 2000m | キャプテントゥーレ | 牡4 | 1 | 2:00.0 |
第61回 | 2010年9月11日 | 2000m | キャプテントゥーレ | 牡5 | 5 | 1:59.2 |
第62回 | 2011年9月10日 | 2000m | ミッキードリーム | 牡4 | 4 | 1:59.6 |
第63回 | 2012年12月8日 | 1800m | ショウリュウムーン | 牡5 | 8 | 1:46.6 |
第64回 | 2013年12月7日 | 1800m | アルキメデス | 牡4 | 1 | 1:46.5 |
第65回 | 2014年12月13日 | 1800m | トーセンスターダム | 牝3 | 3 | 1:45.9 |
第66回 | 2015年12月12日 | 1800m | フルーキー | 牡5 | 1 | 1:46.1 |
第67回 | 2016年12月10日 | 1800m | マイネルハニー | 牡3 | 1 | 1:46.5 |
第68回 | 2017年12月2日 | 2000m | サトノクロニカル | 牡3 | 1 | 1:58.6 |
【2018年 第69回 チャレンジカップ】レース傾向
チャレンジカップのレース傾向を紐解いていこう。
2017年に発表されたデータを見てみると、過去5年の出走馬については前走の月がポイントとなっており、前走が「10月」のレースだった競走馬が勝率14.3%、連対率28.6%、3着内率35.7%と好走する傾向にある。しかし、その一方で前走が「9月以前」だった競走馬は1頭も3着以内に入っておらず、苦戦傾向にある。
また、近走での連対実績もキーとなっており、過去5年の出走馬について過去3走における最高着順別で見てみると、3着以内に入った競走馬のうち13頭は過去3走での最高着順が2着以内だった。特に「2着」グループは、勝率18.2%、連対率27.3%、3着内率45.5%と最も高い数値をマークしている。