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【2018年 第11回 カペラステークス】特徴まとめ

カペラステークス(Capella Stakes)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場のダート1,200mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は地方競馬全国協会理事長賞。

競走名の「カペラ(Capella)」はラテン語で「牝の仔ヤギ」を意味して、ぎょしゃ座のアルファ星を指している。カペラ・アルデバラン・リゲル・シリウス・プロキオン・ポルックスで「冬のダイヤモンド」を構成している。

カペラステークスは、2008年に秋季競馬における短距離ダート競走の充実を図る観点から新設された。中山競馬場のダート1,200mを舞台として別定重量で開催されている。

創設時はグレード表記が「JpnⅢ」となっていたが、翌2009年に国際グレードの「GIII」に変更された。また、創設時より地方競馬所属の競走馬も外国調教馬も出走可能となっている。

開催時期も1999年までは春季、2000年から2011年までは暮れの中京開催、2012年から2016年までは再び春季に開催されていたが、2017年から中距離競争体系の整備に伴い再び暮れの中京開催に戻された。

カペラステークスを新設するにあたり、1月のガーネットステークスと12月のフェアリーステークスとで開催時期の交換が行われた。なお、ガーネットステークスは1月の中山競馬場のダート1,200mの重賞として12回の開催の実績があったが、2008年1月の開催を以って廃止され、翌2009年1月よりこの時期にフェアリーステークスが行われるようになった。なお、ガーネットステークスの機能はカペラステークスに引き継がれた。

【2018年 第11回 カペラステークス】コースの特徴

2018年 第11回 カペラステークス コース特徴

カペラステークスのコースの特徴を見てみよう。カペラステークスのコースは、芝からのスタートとなり、スタート後芝を約100m走る。

ダートコースに入ると、残り860m付近までやや急な下り坂が続く。スタート地点から3コーナーまでの距離は約500mもあり、3コーナー手前から4コーナーそして直線の半ばまでほぼ平坦という特徴がある。直線距離は308mもあり、ゴール前にて急な上り坂がある。

芝からのスタートに加え、前半の下り坂で勢いが付くことから、JRAのダート1,200mのコースの中では前半が速くなりやすい構造になっており、その分上がりがかかるケースが多いという特徴がある。冬の開催という観点から、脚抜きの良い馬場だと差しが決まりやすくなるケースもある。

カペラステークスのコースでは、レース前半のハイペースを追走してもバテない持久力が要求される。

【2018年 第11回 カペラステークス】過去10年の優勝馬

続いては中日新聞杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第1回 2008年12月14日 1200m ビクトリーテツニー 牡4 4 1:08.7
第2回 2009年12月13日 1200m ミリオンディスク 牡5 5 1:09.6
第3回 2010年12月12日 1200m セイクリムズン 牡4 3 1:09.7
第4回 2011年12月11日 1200m ケイアイガーベラ 牝5 2 1:09.1
第5回 2012年12月9日 1200m シルクフォーチュン 牡6 4 1:10.8
第6回 2013年12月8日 1200m ノーザンリバー 牡5 6 1:10.7
第7回 2014年12月14日 1200m ダノンレジェンド 牡4 12 1:09.5
第8回 2015年12月13日 1200m キクノストーム 牡6 3 1:09.7
第9回 2016年12月11日 1200m ノボバカラ 牡4 3 1:10.2
第10回 2017年12月10日 1200m ディオスコリダー 牡3 4 1:11.0

【2018年 第11回 カペラステークス】レース傾向

カペラステークスのレース傾向を紐解いていこう。カペラステークスでは、過去10年の間で単勝1番人気馬の優勝例がなく、2着と3着がそれぞれが1回ずつと苦戦傾向にある。さらに、馬連の払戻金額が1000円未満となったのも2009年の開催のみで、波乱の傾向にある。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去3走以内でダート1,400mのレースにて5着以内に入っていた競走馬の3着内率が30%以上をマークしており、好走傾向にあることが分かる。「6~9着」が5.3%、「10着以下」が13.3%、「該当レース不出走」が6.1%となっていることからも、過去9回の開催で近走のダート1,400mのレースでの実績が重要となっていることは明らかだ。

また、カペラステークスでは内寄り・外寄りの馬番が優勢という傾向にあり、優勝馬のうち2012年のシルクフォーチュン(9番)を除き、「1~5番」または「11~16番」から送り出されている。特に「11~16番」の競走馬の3着内率は24.5%と最も高い数値をマークしている。

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