【2019年 第24回秋華賞(GI)】の穴馬予想
秋華賞は、数々の名牝馬が歴代優勝馬に名を連ねている3歳牝馬三冠の最終戦にあたる重賞競走。
過去23回にも及ぶ開催の優勝馬のうち、デビューから引退までの間に秋華賞以外のGIで優勝を果たせなかったのは7頭、2着内にすら入ったことがない馬はわずか3頭だけ。2歳・3歳限定のG1競走にて実績を残してきた競走馬と今後のビッグレースでの飛躍を目指す牝馬たちが集結する注目の1戦ともいえる。
そんな秋華賞から、当サイトがオススメする穴馬はパッシングスルーだ。
【2019年 第24回秋華賞(GI)】の穴馬・パッシングスルーの近走
まずは、パッシングスルーの近走を見てみよう。
パッシングスルーは、4月のフローラステークス(GII)では単勝6番人気で4着、7月の3歳以上1勝クラスでは単勝1番人気の支持に応えて1着、前走の紫苑ステークス(III)では単勝2番人気で1着に入っていた。
近3走においていずれも好成績を収めており、特に前走の紫苑ステークスでは見ごたえのある走りを見せていた。
データから見た秋華賞の傾向と穴馬・パッシングスルー
続いては、秋華賞のデータを紐解いていこう。
過去10年の開催において、中長距離での優勝経験のある競走馬が好走する傾向にあり、「JRAの1,800m以上のレース」で優勝した経験のある競走馬は、勝率7.7%・連対率14.6%・3着内率22.3%と高い数値をマークしていた。その一方で中距離戦での優勝経験のない競走馬は、2着に1頭入ったのみで、上位に食い込む可能性は低いと考えても良い。
また、JRAの1,800m以上のレースでの2着馬とのタイム差もポイントとなっており、2012年以降の開催で3着以内に入った競走馬21頭は、いずれもJRAの1,800m以上のレースで2着馬とのタイム差が0秒1以上の優勝馬であった。
パッシングスルーは、芝2,000mの3歳以上1勝クラスと紫苑ステークス(GIII)を立て続けに制しており、3歳以上1勝クラスでの2着馬とのタイム差は0秒5だったため、上記の好走傾向に当てはまっている。1,800m~2,000mを適性距離とするルーラーシップ産駒であるという観点からも問題はなく、パッシングスルーが好走することも大いに考えられる。