【2019年 第55回七夕賞(GIII)】の穴馬予想
七夕賞は、サマー2000シリーズの開幕戦にあたり、夏の福島開催を彩る名物レースとされている。過去10年の開催において、単勝10番人気以下の競走馬が3勝を挙げて、2着1回に3着4回と下位人気馬の好走が多い傾向にある。近2年でディープインパクト産駒の優勝が続いているが、7年前にスターリングローズ産駒のアスカクリチャン、9年前にアフリート産駒のドモナラズが優勝するなど、ダート的要素も問われやすい一戦となっている。
そんなラジオNIKKEI賞から、当サイトがオススメする穴馬はソールインパクトだ。
【2019年 第55回七夕賞(GIII)】の穴馬・ソールインパクトの近走
まずは、ソールインパクトの近走を見てみよう。
ソールインパクトは、2月のダイヤモンドステークス(GIII)では単勝5番人気で4着、3月の阪神大賞典(GII)では単勝9番人気で4着、前走の目黒記念(GII)では単勝9番人気ながら3着に入るなど、調子のいい状態が続いている。
ソールインパクトにとって、今回の七夕賞への出走は2017年以来2年ぶりとなる。近年でも芝2,500mや芝3,400mなど長距離を舞台としたレースで好走しており、7歳馬ながらも成長していることがうかがえる。雨天のレースでも結果を残していることから、非常にソールインパクトに適していると考えられる。
データから見た七夕賞の傾向と穴馬・ソールインパクト
続いては、七夕賞のデータを紐解いていこう。
過去10年の開催において、過去3走のうち最も高い格が「GII」「GIII」「オープン特別」のいずれかである競走馬が好走する傾向にあり、優勝馬10頭はいずれもこれに該当していた。勝率で見ると、「オープン特別」組は14.3%、「GIII」組は7.8%、「GII」組は6.7%という数値をマークしていた。
また、前走の単勝人気もポイントとなっており、前走で単勝1番人気だった競走馬の3着内率が57.1%、単勝3番人気だった競走馬の3着内率が55.6%と高い数値をマークしていた。さらに単勝5番人気だった競走馬は46.2%、単勝6~9番人気だった競走馬は23.4%と、こちらもかなり高い数値をマークしていた。
ソールインパクトは、過去3走のうち最も高い格が「GII」で、前走で単勝9番人気の支持を得ており、上記の好走傾向に当てはまっている。梅雨のシーズンの中での開催であるため、ソールインパクトが持つ能力に十分に発揮できることが考えられる。