【2018年 JBC3競走】の穴馬予想
11月4日、京都競馬場にてダート競馬の祭典JBC3競走(JBCスプリント、JBCクラシック、JBCレディスクラシックの3つで、すべてJpnI)が開催される。この3競走は、2001年に創設されて以来地方競馬場の持ち回りで開催されておおり、中央競馬での開催は今年が初となる。
JBCスプリントは、他競走に比べて順当な決着が続いているダート短距離チャンピオン決定戦。JBCスプリントでは、過去17回の開催において地方所属の競走馬の優勝歴は2007年のフジノウェーブのみ。同時に単勝4番人気以下であった競走馬も2018年現在フジノウェーブが最後となっており、2008年以降の開催では優勝馬10頭を含め連対馬20頭のうち17頭が単勝3番人気以内に支持されていた。
JBCクラシックは、2001年に創設されて以降、複数回優勝している競走馬がアドマイヤドン(2002年~2004年)、タイムパラドックス(2005年~2006年)、ヴァーミリアン(2007年~2009年)、スマートファルコン(2010年~2011年)、コパノリッキー(2014年~2015年)と5頭も存在している。さらに、JBCクラシックにて、武豊騎手が8勝、松田博資元調教師が5勝しており、騎手および調教師の歴代勝利数でも偉大なる記録を叩き出している競走となっている。
JBCレディスクラシックは、昨年の開催を大井競馬場所属で当時5番人気だったララベルが制し、同所属で8番人気だったラインハートが3着に入り、3連単134万540円という高額配当が発生した。堅いレースとなることも多いが、2012年はホッカイドウ競馬に所属のサクラサクラサクラ(10番人気)、2016年は浦和競馬場に所属のトーセンセラヴィ(6番人気)が3着に入っていることをはじめ、中位・下位人気の支持を集めた地方競馬所属の競走馬が好走した例は少なくない。
そんなJBC3競走から、当サイトがオススメする穴馬は以下の3頭だ。
【2018年 第18回JBCスプリント(JpnI)】の穴馬の近走とレース傾向
JBCスプリントからは、ニシケンモノノフをオススメする。
ニシケンモノノフの近走を見てみると、今年初出走となったシルクロードステークス(GIII)では8番人気15着、フェブラリーステークス(GI)では13番人気16着と不調にあった。しかし、東京スプリント競走(GIII)や北海道スプリントカップ(GIII)では2番人気の支持を集め、それぞれ8着と4着に入り、馬券内ではないものの、徐々に調子を取り戻しつつある。
JBCスプリントでは、過去10年の開催においてJRA所属の競走馬が好走する傾向にあり、過去10年の優勝馬はすべてJRA所属であり、3着内率も49.1%と圧倒的に優勢であることがわかる。さらに、過去8年の3着内の競走馬の内21頭が前走の出走頭数が13頭以上であり、3着内率も28.4%と好走する傾向にあることもわかっている。
ニシケンモノノフも上記の傾向に当てはまっている。さらに2016年のすばるステークス(OP)と天王山ステークス(OP)で優勝しており、京都競馬場のダート1,200mが適性であることもわかっており、JBCスプリントでも好走することが大いに考えられる。
【2018年 第18回JBCクラシック(JpnI)】の穴馬の近走とレース傾向
JBCクラシックからは、センチュリオンをオススメする。
センチュリオンの近走を見てみると、今年初出走のポルックスステークス(OP)では1番人気3着、総武ステークス(OP)では1番人気1着、マーチステークス(GIII)では2番1着、前走白山大賞典(GIII)では4番人気2着と、いずれも馬券内に入るという活躍を見せていた。
JBCクラシックでは、過去10年に3着以内に入った競走馬のうち27頭が前走で3番人気以内に支持されていた競走馬で、3着内率が39.1%と好走する傾向にあることがわかった。さらに、過去7年の開催で前走の着順が3着以内であった競走馬が好走する傾向にあり、3着以内に入った競走馬のうち18頭がこれに当てはまっていることもわかっている。
センチュリオンも2つの傾向に当てはまっている。センチュリオンにとっては初の京都競馬場だが、位置次第では好走することも大いに考えられる。
【2018年 第18回JBCレディスクラシック(JpnI)】の穴馬の近走とレース傾向
まずは、アイアンテーラーの近走を見てみよう。
アイアンテーラーの近走を見てみると、6月の3歳上500万下では1番人気の支持に応えて1着、インディアトロフィーでは6番人気ながらも1着、オークランドレーシングクラブトロフィーでは2番人気で4着、前走の平城京ステークスでは4番人気ながら1着と、いずれも馬券内または掲示板内に入っていた。
JBCレディスクラシックでは、過去7年の開催においてJRA所属の競走が勝率15%・連対率30%・3着内率40%と高い数値をマークしており、好走する傾向にあることがわかった。さらに前走の距離が1,800mだった競走馬が過去7年連続で優勝しており、3着内率も38.6%と高い数値をマークしていた。
アイアンテーラーも、JRA所属の競走馬で、前走は1,800mの競走馬だった。これらの傾向も加え、アイアンテーラーはダートを適性としていたティンバーカントリーの血統だ。今回のJBCレディスクラシックでも好走することに期待できそうだ。