【2018年 第53回北九州記念(GⅢ)】の穴馬予想
北九州記念は、重賞を制覇した競走馬や単勝1番人気の競走馬が勝ち切れていない一戦で、サマースプリントシリーズの第4戦。
2006年以降の優勝馬のうち、過去にJRAの重賞において優勝経験があったのは、2008年の優勝馬スリープレスナイトと2015年の優勝馬ベルカントの2頭のみ。また、単勝1番人気の支持を受けていたのはスリープレスナイトのみだった。配当面においても、2014年に3連単395万3810円、2017年に3連単107万8270円と高額配当が飛び出していることから、波乱含みの一戦となっている。
そんな北九州記念から、当サイトがオススメする穴馬はナインテイルズだ。
【第53回北九州記念】の穴馬・ナインテイルズの近走
まずは、ナインテイルズの近走を見ていこう。ナインテイルズは、前走アイビスサマーダッシュでは8番人気でありながら3着とかなり善戦だった。
今年に入ってからは1月のサンライズステークスでは6着で、長篠ステークスでは9番人気で11着と不調だったが、5月になると、駿風ステークスでは9番人気で3着、韋駄天ステークスでは10番人気で5着と馬券内または掲示板内に入るほどに調子を取り戻し、6月の水無月ステークスにおいては、6番人気ながら先手を奪い押し切り1着。これにおりオープン入りを果たした。
ナインテイルズが小倉競艇場で走るのは、2016年の別府特別以来約2年ぶりとなる。同レースにおいて、7番人気かつ重馬場でありながらも掲示板内に入り込むほどの力を見せている。果たして今回の北九州記念ではどのような走りを見せてくれるのか?
データから見た北九州記念の傾向と穴馬・ナインテイルズ
続いてはデータを紐解いていこう。過去10年の北九州記念のデータを見てみると、前走の着順や単勝人気がポイントとなっているようだ。
過去10年の開催における着順別成績を調べてみると、前走で【1着】だった競走馬が3着内率41.2%と優秀な成績を収めていた。また単勝人気別成績においては、前走で【1番人気】だった競走馬の3着内率は57.9%に達しており、直近のレースを勝ち切っていた馬がこの北九州記念においても信頼できる傾向にある。
また、近年の北九州記念では4~5歳の競走馬が優勢という傾向にあり、過去5年の開催で3着以内に入った競走馬のうち延べ15頭中12頭は、年齢が「4歳」または「5歳」だった。3着内率を見ても「4歳」は42.9%、「5歳」は26.1%と他を大きく上回っていた。
ナインテイルズは、7歳馬であり、今回見てきたデータには当てはまってこない。しかし、北九州記念は3着以内に下位人気馬が食い込んできたり、かなりの高額配当が飛び出したりと波乱含みの一戦となっており、ナインテイルズの近走からいっても、馬券内に入り込んでくることは大いに考えられる。