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【2018年 第4回 サウジアラビアロイヤルカップ】特徴まとめ

サウジアラビアロイヤルカップは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1,600mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。正賞はリヤド馬事クラブ賞。

サウジアラビアロイヤルカップは、2歳マイル路線のさらなる充実そしてローテーションを整備する観点より2014年に新設された。創設当時は「いちょうステークス」という名称で、初年度は国際グレード制に基づいた格付が行われず、「新設重賞」という格付表記になっていた。

2015年に現行の名称に変更され、格付表記も「重賞」となった。ちなみに、開催回次は「いちょうステークス」から引き継がれず、この年は改めて「第1回」の開催となった。翌2016年にGIIIに新規格付された。

サウジアラビアロイヤルカップの前身にあたる「いちょうステークス」は、1984年から東京競馬場の芝1,600mで3歳(現2歳)オープンの特別競走として開催され、2012年と2013年は距離を1,800mに延長、2014年より距離を再び1,600mと設定し、重賞に格上げされることとなった。

地方競馬所属の競走馬は3頭、外国調教馬は9頭まで出走可能とされている。

【2018年 第4回 サウジアラビアロイヤルカップ】コースの特徴

2018年 第4回 サウジアラビアロイヤルカップ コース特徴

サウジアラビアロイヤルカップのコースの特徴を見てみよう。サウジアラビアロイヤルカップのコースは、2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーへとまっすぐ向かっていくレイアウトとなっており、向上面半ばに上り坂があり、そこから3コーナーにかけて下っていくことになる。

サウジアラビアロイヤルカップのコースの特徴として、直線に向かってすぐに約160mの上り坂(高低差2m)があり、その後300mはほぼ平坦となっている。最後の直線距離は525.9m。

サウジアラビアロイヤルカップのコースは、前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前においてもう一段末脚を伸ばすことが要求されるという特徴を持つ。速い時計の決着となると、スプリンタータイプ・インを回ってくる競走馬が好走しやすくなっており、逆に時計がかかる場合は、末脚がしっかしタイプ・中距離型の競走馬が好走しやすくなっている。

【2018年 第4回 サウジアラビアロイヤルカップ】過去10年の優勝馬

続いてはサウジアラビアロイヤルカップの過去10年の優勝馬を見ていこう。2014年以前の優勝馬は前身にあたる「いちょうステークス」の優勝馬である。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
2008年10月25日 1600m ダノンカモン 牡2 4 1:35.0
2009年10月24日 1600m トーセンファントム 牡2 3 1:34.9
2010年10月23日 1600m ロビンフット 牡2 3 1:36.3
2011年10月22日 1600m アーデント 牡2 1 1:39.0
2012年10月20日 1800m フラムドグロワール 牡2 2 1:48.1
2013年10月19日 1800m イスラボニータ 牡2 3 1:49.6
(第1回) 2014年10月11日 1600m クラリティスカイ 牡2 4 1:33.5
第1回 2015年10月10日 1600m ブレイブスマッシュ 牡2 4 1:34.2
第2回 2016年10月8日 1600m ブレスジャーニー 牡2 3 1:34.5
第3回 2017年10月7日 1600m ダノンプレミアム 牡2 2 1:33.0

【2018年 第4回 サウジアラビアロイヤルカップ】レース傾向

サウジアラビアロイヤルカップのレース傾向を紐解いていこう。サウジアラビアロイヤルカップは、前身のいちょうステークス時代にエアグルーヴやメジロドーベル、重賞格上げ後にクラリティスカイやダノンプレミアムなどの活躍馬を輩出しており、「東の出世レース」として注目されている。

サウジアラビアロイヤルカップは、過去10レースで上位人気馬が優勢と言う傾向にある。2017年に発表されたデータを見てみると、過去10レースの優勝馬はすべて単勝4番人気内であり、2着馬はすべて単勝5番人気以内となっているものの、優勝馬10頭のうち8頭は単勝3~4番人気であり、2着馬は10頭のうち7頭が単勝1~2番人気である。

その他にも、サウジアラビアロイヤルカップでは、前走で1着だった優勝馬が好成績、2010年以降のレースでは7月上旬までにデビューしていた競走馬の連対が多いという傾向も見られる。

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