ミリオンタイム
「ミリオンタイム」の基本情報
サイト名 | ミリオンタイム |
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URL | https://million-time.com/ |
運営責任者 | 鎌田徹 |
住所 | 東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2F |
メールアドレス | info@million-time.com |
電話番号 | 03-6427-5514 |
「ミリオンタイム」をくまなく徹底検証!
「ミリオンタイム」とは、2021年8月3日にドメインが取得されている競馬予想サイトだ。的中実績のもっとも古い実績が「8月7日」であることから、ドメイン取得後に運営を開始したようである。「提供するのは競馬の情報ではなく時間」という事を信条とする競馬予想サイトであるが、果たして「ミリオンタイム」とはいったいどのような競馬予想サイトなのか。今回はこの「ミリオンタイム」という競馬予想サイトについて検証してみようと思う。
ミリオンタイムのサイトを検証!
まず、「ミリオンタイム」のサイトについて触れていこう。
最初に「ミリオンタイム」の非会員ページであるが、正直、ツッコミどころが多い。
まず900以上もあるとされる既存の競馬サイトを徹底的に調査した結果、
100万円を稼ぐまでに要した平均期間 ⇒ 37か月
200万円を稼ぐまでに要した平均期間 ⇒200万円を達成できているサイトが少なくデータにならない
とし、既存のサイトで稼ぐの二以下に時間がかかるかを強調している。
既に閉鎖している競馬サイトも多いので、実際に稼働しているサイトは300もないと思うのだが、それはさておき、このデータを出すためには、全予想サイトサイトが提供している全プランを毎週利用しなければならないはずである。
「100万円を稼ぐまでに要した平均期間 ⇒ 37か月」という結果が出ているという事は、調査を3年やったという事になるが、それだけでも莫大な費用と労力が必要になる。
果たしてこのような調査は本当に可能なのだろうか?
既存サイトの多くが全然稼げないという点については私も同感であるが、だからと言ってこのデータが正しという事にはならない。
むしろ本当に実施したか分からない調査の結果を根拠に他の競馬予想サイトを批判しているあたり、この「ミリオンタイム」も相当である。
さて、独自のデータで既存サイトを徹底的に批判したあと、「ミリオンタイム」は如何に短期間で結果を出せるかのデータを出して自画自賛する。
しかしここで疑問が二つ生じる。
まず1つは、データの中に3か月以内の項目があるが、10月時点でこの「ミリオンタイム」が運営を開始してから2ヶ月しか経過していない。
なぜ「3か月以内」という項目のデータが存在するのであろうか?
もう1つは、「何故このようなことが可能なのか」、「他の競馬サイト予想サイトとどこが違うのか」といったことが一切言及されていない事である。
根拠が一切示されていないのに、一方的なデータを示して「ミリオンタイムは他のサイトと違う」と言われたところで誰が信じるであろうか?
結局、それっぽいデータと抽象論を並べて煙に巻いているに過ぎない。
これは典型的な悪徳サイトの手法であり、この点で「ミリオンタイム」は悪徳サイトである可能性が高い。
ちなみに「ミリオンタイム」への会員登録だが、登録欄にメールアドレスを入れて送信するだけで登録はできる。
メールアドレスを送ると自動返信メールが送られてくるので、メール内のリンクコードを押してミリオンタイム会員ページにログインすることで会員登録は完了する。
なお、「ミリオンタイム」では「登録するとポイントを加算」といった特典は存在しない。
ミリオンタイムの会員ページを検証!
次に「ミリオンタイム」の会員ページを見てみよう。
「ミリオンタイム」の会員ページは非常にシンプルであるが、レースのYoutub動画が掲載されていうなど少数の無料コンテンツが用意されている。
また、「ミリオンタイム」には「保障システム」と「ランクアップ制度」が用意されている。
■保障システム
「ミリオンタイム」では「2か月での目標達成が出来なかった場合の保障」が用意されている。
「ミリオンタイムにて全ての情報にご参加されたにも関わらず、この100万円の資産形成を達成できなかった場合、「現金でこれまでの情報料金を全てお返しする」」とある。
内容的だけ見れば「全額現金返還」される非常に魅力的な保障に思えるが、ここで注意しなければならないのは「全ての情報にご参加されたにも関わらず」という点である。
これは2つの解釈が可能である。
まず1つは「2か月内に全プランに1回でも参加すればよい」という解釈である。もう1つは「2か月間、全プランに参加する」という解釈である。
前者であるならば達成はある程度簡単であるが、もし後者なら実現はかなり難しい。
利用するならば事前にこの点をしっかり確認しておいた方が良い。
■ランクアップ制度
「ミリオンタイム」では収支や登録状況、キャンペーン参加回数などによって次の6段階のステージに分けられている。
・プチリッチステージ
・メガリッチステージ
・ギガリッチステージ
・リッチプレミアムステージ
・ミリオネアステージ
・エクセプションステージ
上位のステージになればなるほど、特別なプランに参加できるとのことである。
ちなみに「1日の払戻しが500万を超えたこともある」と書かれているが、的中実績には500万超えの実績は1つも確認できない。
これは全プランの1日の金額を合計した数字という事であろうか?
最後に「ミリオンタイム」の会員ページで的中実績を確認すると、もっとも古い記録は2021年8月7日となっていた。
「ミリオンタイム」のドメインの獲得は8月3日であるから、矛盾はないが、周知期間が一切ない事を考えると、本当に8月7日から運営していたのか少々疑問である。
「ミリオンタイム」の運営元を検証
会社にもよるが、1つの会社で2つ以上の競馬予想サイトを運営していることがある。それはたいして問題ではないのだが、中には悪徳競馬予想サイトを乱発している会社もあるため、注意が必要である。その点を踏まえ、「ミリオンタイム」の運営元について検証してみよう。
「ミリオンタイム」の特定商取引法に基づく表記を見てみると、運営会社は「株式会社サンライズ」、住所は「東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2F」と記載されていた。
まず運営会社の「株式会社サンライズ」は、「万馬券UMA」の運営会社である。
また国税庁の法人番号で検索すると「法人番号:8011601020642」でちゃんとヒットした。
ここで注目したいのは「変更履歴情報」である。
この情報によると、この運営会社は「株式会社ジール」→「トラスト・キャピタル・パートナーズ株式会社」→「株式会社サンライズ」と3度も社名を変更していることが分かる。
2度目の「トラスト・キャピタル・パートナーズ株式会社」であるが、実はこの会社は虚偽行為で行政処分を受けている。
恐らく行政処分を受けて評判が落ちたことで社名を変えたのあろうが、行政処分を受けた会社が運営しているという時点で「ミリオンタイム」はアウトであろう。
ちなみに住所の「東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2F」は「レゾナンス浜松町本店」というバーチャルオフィスの住所である事が分かった。
このようなことをしている競馬予想サイトは珍しくないので、一応問題はないが、何かあった時に姿をくらますことは十分にあり得るので注意が必要だ。
「ミリオンタイム」の評価・口コミを調査!
「ミリオンタイム」の評価や口コミを調査してみると、次のような口コミを確認できた。
「このレベルの予想でよく運営できてるよな被害者の数が多そう。」
― 馬券名人クチコミ検証「競馬総本舗ミリオンという競馬予想サイトの実態・評判・口コミ情報」より
「同じ住所(東京都港区浜松町2-2-15)の競馬サイトは軒並み悪評ばかりですね。。」
― クチコミ競馬予想「ミリオンタイムの口コミ評判&比較」より
など、さまざまな口コミが見つかった。
「ミリオンタイム」の有料プランを紹介!
「ミリオンタイム」の有料プランは以下のようになっていた。
※情報料金について変動あり
プラン名 | 概要 |
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ローカルインフォーマー |
提供鞍数:平日不定期1~2鞍 提供券種:レースにより変わる 推定配当:3万~50万円 参加費用:100PT |
ミリオンボックス |
提供鞍数:1~2鞍 提供券種:馬連・馬単・3連複・3連単 推定配当:5万~100万円 参加費用:80PT~200PT |
コロコロミリオン |
提供鞍数:2~5レース(コロガシ) 提供券種:単勝or複勝orワイド 推定配当:3万~20万円 参加費用:50PT |
「ミリオンタイム」の検証結果のまとめ
2021年8月3日にドメインが取得された。
運営会社は虚偽行為で行政処分を受けた「株式会社サンライズ」
「万馬券UMA」とは系列サイト
ネット上のクチコミの評価も悪いため、「ミリオンタイム」を悪徳競馬予想サイトと認定した。