【2020年 第58回アルゼンチン共和国杯】特徴まとめ
アルゼンチン共和国(アルゼンチンきょうわこくはい)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2,500mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞はアルゼンチン共和国労働雇用社会保障省賞。
1963年に日本とアルゼンチンの友好と親善の一環として、アルゼンチン・ジョッキークラブより優勝カップの寄贈を受けたことから、「アルゼンチンジョッキークラブカップ」という名称で創設。
1974年にアルゼンチンの競馬がジョッキークラブから国の管轄に移管されたことを受け、1975年に現行の名称に改められた。
第1回は5月の東京競馬場・芝2,300mを舞台に、別定重量の条件で開催されたが、その後幾度かの変遷を経て、1984年に施行時期が11月に移されて、4歳(現3歳)以上の競走馬によるハンデキャップ競走となり、施行場と距離が東京競馬場の芝2,500mで定着した。
1972年から1983年及び1990年以降に外国産馬、1998年より地方競馬所属の競走馬、2005年より国際競走に指定されたことから外国馬の出走が可能となった。
【2020年 第58回アルゼンチン共和国杯】コースの特徴
アルゼンチン共和国杯のコースの特徴を見てみよう。アルゼンチン共和国杯のコースは、芝2,400mよりも100メートル後ろ(4コース寄り)のホームストレッチの上り坂からのスタートとなっていて、1コーナーまでの距離は約450mもある。
ゴール板を過ぎてから向正面半ばまで緩やかな下り坂になっていて、その後にやや急勾配な上り坂があるものの、それを越えると3コーナーまで下り坂となっている。最後の直線は525.9mあり、直線に向いてすぐに約160mの上り坂があり、その後の300mはほぼ平坦となっている。
アルゼンチン共和国杯のコースは、スタート直後を含めて3回も坂を上ることとなるため、芝2,400mよりもタフなコースという特徴がある。それゆえに直線まで脚を温存できる気性を持ち、末脚を持続するスタミナに優れた競走馬や終始距離ロスの少ないインを通ることができる操縦性に長けた馬が力を発揮しやすいという特徴もある。
【2020年 第58回アルゼンチン共和国杯】過去10年の優勝馬
続いてはアルゼンチン共和国杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第48回 | 2010年11月7日 | 2500m | トーセンジョーダン | 牡4 | 1 | 2:30.0 |
第49回 | 2011年11月6日 | 2500m | トレイルブレイザー | 牡6 | 3 | 2:31.5 |
第50回 | 2012年11月4日 | 2500m | ルルーシュ | 牡4 | 2 | 2:29.9 |
第51回 | 2013年11月3日 | 2500m | アスカクリチャン | 牡6 | 7 | 2:30.9 |
第52回 | 2014年11月9日 | 2500m | フェイムゲーム | 牡4 | 2 | 2:30.5 |
第53回 | 2015年11月8日 | 2500m | ゴールドアクター | 牡4 | 1 | 2:34.0 |
第54回 | 2016年11月6日 | 2500m | シュヴァルグラン | 牡4 | 2 | 2:33.4 |
第55回 | 2017年11月5日 | 2500m | スワーヴリチャード | 牡3 | 1 | 2:30.0 |
第56回 | 2018年11月4日 | 2500m | パフォーマプロミス | 牡6 | 3 | 2:33.7 |
第57回 | 2019年11月3日 | 2500m | ムイトオブリガード | 牡5 | 2 | 2:31.5 |
【2020年 第58回アルゼンチン共和国杯】レース傾向
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