【2020年 第23回富士ステークス】特徴まとめ
富士ステークス(ふじステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1,600mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。競走名の「富士」は、静岡県と山梨県に跨る円錐状成層火山である富士山に由来している。
富士ステークスは、1981年のジャパンカップ創設に伴い、ジャパンカップに出走する招待馬とその帯同馬、そして代表候補の地方競馬所属の競走馬が出走できる国際招待競走として。11月上旬に4歳(現3歳)以上の競走馬による芝1,800mのオープン競走が創立された。1984年にこのオープン競走に「富士ステークス」と名付けられ、これが現行の富士ステークスの前身とされている。
1997年に距離が芝1,400mに短縮され、競走馬やその関係者の諸費用をJRAが負担しない国際競走に改められた。さらに施行時期も11月下旬に移され、スプリンターズステークスの前哨戦として位置づけられた。1998年にGIII競走に格付けされた。
2000年にスプリンターズステークスの施行時期が初秋の中山開催に移され、これに伴い富士ステークスの距離が芝1,600mに延長されたうえに施行時期も10月に繰り上げられ、マイルチャンピオンシップの前哨戦に位置づけられた。2014年から富士ステークスの優勝馬に対し、マイルチャンピオンシップ優先出走権が与えられることとなった。
【2020年 第23回富士ステークス】コースの特徴
富士ステークスのコースの特徴を見てみよう。富士ステークスのコースは、2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーへとまっすぐ向かっていくレイアウトとなっており、向上面半ばに上り坂があり、そこから3コーナーにかけて下っていくことになる。
富士ステークスのコースの特徴として、直線に向かってすぐに約160mの上り坂(高低差2m)があり、その後300mはほぼ平坦となっている。最後の直線距離は525.9m。
富士ステークスのコースは、前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前においてもう一段末脚を伸ばすことが要求されるという特徴を持つ。速い時計の決着となると、スプリンタータイプ・インを回ってくる競走馬が好走しやすくなっており、逆に時計がかかる場合は、末脚がしっかしタイプ・中距離型の競走馬が好走しやすくなっている。
【2020年 第23回富士ステークス】過去10年の優勝馬
続いては富士ステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。第11回から第17回は「サウジアラビアロイヤルカップ 富士ステークス」という名称で開催。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第13回 | 2010年10月23日 | 1600m | ダノンヨーヨー | 牡4 | 2 | 1:32.8 |
第14回 | 2011年10月22日 | 1600m | エイシンアポロン | 牡4 | 1 | 1:35.0 |
第15回 | 2012年10月20日 | 1600m | クラレント | 牡3 | 5 | 1:32.4 |
第16回 | 2013年10月19日 | 1600m | ダノンシャーク | 牡5 | 1 | 1:33.5 |
第17回 | 2014年10月25日 | 1600m | ステファノス | 牡3 | 2 | 1:33.2 |
第18回 | 2015年10月24日 | 1600m | ダノンプラチナ | 牡3 | 4 | 1:32.7 |
第19回 | 2016年10月22日 | 1600m | ヤングマンパワー | 牡4 | 3 | 1:34.0 |
第20回 | 2017年10月21日 | 1600m | エアスピネル | 牡4 | 1 | 1:34.8 |
第21回 | 2018年10月20日 | 1600m | ロジクライ | 牡5 | 2 | 1:31.7 |
第22回 | 2019年10月19日 | 1600m | ノームコア | 牝4 | 2 | 1:33.0 |
【2020年 第23回富士ステークス】レース傾向
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