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【2020年 第5回紫苑ステークス】特徴まとめ

紫苑ステークス 特徴

紫苑ステークス(しおんステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝2,000mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。競走名の「紫苑」は日本・朝鮮・中国・シベリアなどに分布するキク科の多年草のことで、秋には茎頂が分枝し、淡紫色の頭花をつける。

紫苑ステークスは、4歳(現3歳)牝馬によるオープン特別の秋華賞トライアルとして創設され、2着馬までに秋華賞の優先出走権を付与していた。2001年より馬齢表示の国際基準へ変更された。これに伴い、出走条件が「3歳牝馬」に変更された。また、創設時より紫苑ステークスは、中山競馬場の芝1,800mで開催されていたが、2007年より200m延長され、芝2,000mでの開催となった。

その後、1974年から1999年まで外回りコースで開催されたのち、2001年に左回りの新コースが完成。これに伴い、この年から左回りの芝2,000m(外回り)での開催となっている。

2016年に重賞(GIII)に格付され、優先出走権付与が3着までに変更された。また、2013年のみ「トウカイテイオー追悼競走」、2018年のみ「中山競馬場開設90周年記念」の副題がついた。

2006年よりJRAが夏季競馬を盛り上げる目的で設けた「サマー2000シリーズ」の最終戦に組み込まれ、シリーズチャンピオンを決定する重要な一戦となっている。現在、新潟記念の優勝馬から、2007年のユメノシルシ、2009年のホッコーパドゥシャ、2010年のナリタクリスタル、2012年のトランスワープ、2014年のマーティンボロ、2017年のタツゴウゲキがシリーズチャンピオンに輝いている。

新潟記念の出走資格はサラ系3歳以上の競走馬で、負担重量はハンデキャップ。正賞は農林水産大臣賞と新潟馬主協会会長賞。

【2020年 第5回紫苑ステークス】コースの特徴

2020年 第5回紫苑ステークス コース特徴

紫苑ステークスのコースの特徴を見ていこう。紫苑ステークスのコースは、ホームストレッチの直線入り口からのスタートとなる。1コーナーまでの距離は約400mで、スタート直後に急勾配の上り坂が続いている。

その上り坂から向正面までが緩い下りで、3コーナーと4コーナーにかけてはほぼ平坦というという特徴がある。最後の直線は310mだが、直線には再び急勾配の上り坂が待ち受けるというのも、この紫苑ステークスのコースの特徴である。JRAの芝2,000mのコースのなかでは、中京競馬場と並びタフな構造と言えるが、2014年に路盤が改修されて以降は、3コーナーからスピードに乗りやすくなったように見える。

また、紫苑ステークスのコースは、2度の直線の坂越えをこなすパワーがある競走馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる競走馬こそこそ好走しやすいという特徴も持っている。

【2020年 第5回紫苑ステークス】過去10年の優勝馬

続いては紫苑ステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。なお、ナンバリングはGIIIに格付された2016年からとなっている。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
2010年9月11日 2000m ディアアレトゥーサ 牝3 2 1:58.8
2011年9月10日 2000m カルマート 牝3 4 1:58.2
2012年9月9日 2000m パララサルー 牝3 1 1:58:4
2013年9月7日 2000m セキショウ 牝3 6 1:59:3
2014年9月13日 2000m レーヴデトワール 牝3 5 2:03:3
2015年9月12日 2000m クインズミラーグロ 牝3 8 2:00:2
第1回 2016年9月10日 2000m ビッシュ 牝3 1 1:59.7
第2回 2017年9月9日 2000m ディアドラ 牝3 1 1:59.8
第3回 2018年9月8日 2000m ノームコア 牝3 2 1:58.0
第4回 2019年9月7日 2000m パッシングスルー 牝3 2 1:58.3

【2020年 第5回紫苑ステークスレース傾向

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