【2020年 第15回キーンランドカップ】特徴まとめ
キーンランドカップ(Keeneland Cap)は、日本中央競馬会(JRA)が札幌競馬場の芝1,200mを舞台に開催している中央競馬の重賞競走。競走名の「キーンランド(Keeneland)」とは、アメリカ合衆国のケンタッキー州レキシントンにある馬産地であり、キーンランド競馬場も所在する。
キーンランドカップは、1996年に4歳(現3歳)以上の競走馬限定のオープン特別競走として創設。当時は札幌競馬場の芝1,000mで開催された。
その後競走条件や距離の変更を経て、2006年に年間を通じた単距離路線の整備が施されたことに伴い、キーンランドカップはGIIIに格付された。同時にJRAが夏季競馬を盛り上げる目的で設けた「サマースプリントシリーズ」の第4戦(2012年からは第5戦)に指定された。
第1回より外国産馬が出走可能であることに加え、指定交流競走として地方競馬に所属する競走馬もスプリンターズステークスの出走候補馬3頭に優先出走の資格が与えられた。2009年より国際競争に指定されたことに伴い、外国馬も出走可能となった。
キーンランドカップは、スプリンターズステークスのステップ競争に指定されており、前述とおり地方競馬所属馬は3等まで優先出走が認められている。2014年からはキーンランドカップの1着馬にもスプリンターズステークスへの優先出走権が付与されることになった。
またキーンランドカップは、「サマースプリントシリーズ」のシリーズ優勝を目標とする競走馬にとっても重要な競走とされており、キーンランドカップからは2010年の優勝馬ワンカラットと2012年の優勝馬パドトロワがシリーズチャンピオンとなっている
キーンランドカップの負担重量は別定で3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減と設定されている。正賞はキーンランド協会賞と札幌馬主協会会長賞。
【2020年 第15回キーンランドカップ】コースの特徴
キーンランドカップのコースの特徴を見ていこう。キーンランドカップのコースは2コーナー奥のポケットからのスタートとなり、3コーナーまでの距離が約400mとなっている。
スタートからゴールまでがほぼ平坦になっていて、コーナーはカーブがきつくなく回りやすいという特徴を持っている。
キーンランドカップのコースの直線距離は269.1m(Cコース使用時)で函館競馬場に次いで短いが、コース構造により枠の有利不利に一定の傾向がなく、展開と馬場次第で傾向が変わるという特徴的なコースになっている。
キーンランドカップのコースは、良馬場であればダッシュ力とスピードを持続する能力、タフな馬場であれば3~4コーナーからラストまでスピードを伸ばす能力が競走馬に要求されることとなる。
【2020年 第15回キーンランドカップ】過去10年の優勝馬
続いてはキーンランドカップの過去10年の優勝馬を見ていこう。2013年のみ函館競馬場の芝1,200mでの開催となる
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第5回 | 2010年8月29日 | 1200m | ワンカラット | 牝4 | 2 | 1:34.5 |
第6回 | 2011年8月28日 | 1200m | カレンチャン | 牝4 | 1 | 1:33.8 |
第7回 | 2012年8月26日 | 1200m | パドトロワ | 牡5 | 3 | R 1:33.5 |
第8回 | 2013年8月25日 | 1200m | フォーエバーマーク | 牝5 | 4 | 1:34.5 |
第9回 | 2014年8月31日 | 1200m | ローブティサージュ | 牝4 | 3 | R 1:33.4 |
第10回 | 2015年8月30日 | 1200m | ウキヨノカゼ | 牝5 | 8 | 1:33.8 |
第11回 | 2016年8月28日 | 1200m | ブランボヌール | 牝3 | 2 | 1:34.3 |
第12回 | 2017年8月27日 | 1200m | エポワス | セ9 | 12 | 1:34.6 |
第13回 | 2018年8月26日 | 1200m | ナックビーナス/td> | 牝5 | 1 | 1:09.4 |
第14回 | 2019年8月25日 | 1200m | ダノンスマッシュ | 牡4 | 1 | 1:09.2 |
【2020年 第15回キーンランドカップ】レース傾向
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