【2020年 第38回ニュージーランドトロフィー】特徴まとめ
ニュージーランドトロフィー(New Zealand Trophy)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1,600mを舞台に開催している重賞競走。正賞はベイオブプレンティレーシングクラブ賞とニュージーランド航空賞。
ニュージーランドトロフィーは、1971年にニュージーランドの「ベイオブプレンティレーシングクラブ」よりカップの寄贈を受け、それに伴う交換競走として施行された「ベイオブプレンティレーシングクラブ賞グリーンステークス」を前身としている。
1983年に「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(ニュージーランドトロフィーよんさいステークス)」の名称で、4歳(現3歳)の競走馬限定の重賞競走として新設された。1984年にグレード制が導入されたことを受けてGIIIに格付けされ、1987年にGIIに格上げされた後、2001年に現行の「ニュージーランドトロフィー」に改称された。
創設当時は5月の東京競馬場の芝1,600mで施行されていたが、1996年にNHKマイルカップが創設されたことに伴い、ニュージーランドトロフィーはNHKマイルカップトライアルに指定されて、施行時期が4月下旬に移設された上に施行距離も芝1,400mに短縮された。
2000年に施行場が中山競馬場に移され、施行距離が1600m、施行時期が4月上旬に変更された。
創設以来外国産馬が出走可能とされていたが、1996年に牡馬・牝馬限定に変更され、同時に地方競馬所属の競走馬も出走が可能となった。2009年に国際競走に指定されたことを受け、外国調教馬も出走可能となった。
【2020年 第38回ニュージーランドトロフィー】コースの特徴
ニュージーランドトロフィーのコースの特徴を見ていこう。ニュージーランドトロフィーのコースは1コーナー奥からスタートし、外回りの2コースに向かっていくレイアウトになっている。2コーナーまでの距離が短く、先行争いが激しくなるという特徴がある。
外回りに入ってからは、4コーナーまで終始下り坂となっており、ペースが落ちづらいくなっている。直線距離は310mで、直線の半ばには急勾配の上り坂がある。ニュージーランドトロフィーのコースは、JRAの芝1,600mのコースの中では、中京競馬場と共にコーナーが3回(新潟競馬場・東京競馬場・京都競馬場・阪神競馬場は2回)で、直線も短いという独特な特徴も持っている。
路盤改修によって従来より速い上がりが出るようになったものの、コース形態上は上がりがかかりやすい構造。外から一瞬の脚でさせる競走馬が好走しやすくなっている。
【2020年 第38回ニュージーランドトロフィー】過去10レースの優勝馬
続いてニュージーランドトロフィーの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第28回 | 2010年4月10日 | 1600m | サンライズプリンス | 牡3 | 1 | 1:32.9 |
第29回 | 2011年4月9日 | 1600m | エイシンオスマン | 牡3 | 12 | 1:34.5 |
第30回 | 2012年4月7日 | 1600m | カレンブラックヒル | 牡3 | 1 | 1:33.2 |
第31回 | 2013年4月6日 | 1600m | エーシントップ | 牡3 | 2 | 1:34.8 |
第32回 | 2014年4月12日 | 1600m | ショウナンアチーヴ | 牡3 | 1 | 1:33.3 |
第33回 | 2015年4月11日 | 1600m | ヤマカツエース | 牡3 | 7 | 1:34.8 |
第34回 | 2016年4月9日 | 1600m | ダンツプリウス | 牡3 | 2 | 1:33.9 |
第35回 | 2017年4月8日 | 1600m | ジョーストリクトリ | 牡3 | 12 | 1:36.0 |
第36回 | 2018年4月7日 | 1600m | カツジ | 牡3 | 2 | 1:34.2 |
第37回 | 2019年4月6日 | 1600m | ワイドファラオ | 牡3/td> | 4 | 1:34.2 |
【2020年 第38回ニュージーランドトロフィー】レース傾向
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