【2020年 第68回日経賞】特徴まとめ
日経賞(にっけいしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝2,500mを舞台に開催している重賞競走。
正賞は日本経済新聞社賞で、寄贈賞を提供する日本経済新聞社は、東京都と大阪府に本社を置く新聞社である。
日経賞は、1953年に5歳(現4歳)以上の競走馬による重賞競走「日本経済賞」として創設された。1979年に現行の「日経賞」に改称された。
創設当時は中山競馬場の芝3,200mで施行されていたが、施行場・施行距離・施行時期が幾度か変更され、1967年に施行距離が中山競馬場の芝2,500m、1984年に施行時期が3月から4月の中山開催で定着した。同時に天皇賞・春の重要な前哨戦として位置づけられた。
2014年以降は、日経賞の優勝馬に天皇賞・春の優先出走権が付与されることとなっている。
1989年より外国産馬、1995年より地方競馬所属の競走馬、2002年より国際競走に指定されたことから、外国調教馬の出走が可能となった。
【2020年 第68回日経賞】コースの特徴
日経賞のコースの特徴を見ていこう。日経賞のコースは、外回りコースの3コーナー手前からのスタートで、3~4コーナーを回り、ホームストレッチにて高低差2.2mの急な坂を上るという特徴がある。
決勝線より1コーナーにかけても上り坂であり、2コーナーから向正面半ばまでは緩い下り坂となっている。3~4コーナーにかけてはほぼ平坦が続いている。最後の直線距離は310mもあり、直線半ばに2回目の急な上り坂があるのも日経賞のコースの特徴の一つだ。
2014年の路面改修後はラストのスピードが生きる傾向が強まり、勝負どころまで体力を温存できる操縦性と最終コーナーからゴールまでスピードを持続できる能力が問われるという特徴がある。
【2020年 第68回日経賞】過去10レースの優勝馬
続いて日経賞の過去10年の優勝馬を見ていこう。
(※2011年のみ阪神競馬場の芝2,400mで施行されている。)
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|
第58回 | 2010年3月27日 | 2500m | マイネルキッツ | 牡7 | 6 | 2:34.1 |
第59回 | 2011年4月2日 | 2400m | トゥザグローリー | 牡4 | 1 | 2:25.4 |
第60回 | 2012年3月24日 | 2500m | ネコパンチ | 牡6 | 12 | 2:37.4 |
第61回 | 2013年3月23日 | 2500m | フェノーメノ | 牡4 | 1 | 2:32.0 |
第62回 | 2014年3月29日 | 2500m | ウインバリアシオン | 牡6 | 1 | 2:34.4 |
第63回 | 2015年3月28日 | 2500m | アドマイヤデウス | 牡4 | 4 | 2:30.2 |
第64回 | 2016年3月26日 | 2500m | ゴールドアクター | 牡5 | 2 | 2:36.8 |
第65回 | 2017年3月25日 | 2500m | シャケトラ | 牡4 | 4 | 2:32.8 |
第66回 | 2018年3月24日 | 2500m | ガンコ | 牡5 | 3 | 2:33.9 |
第67回 | 2019年3月23日 | 2500m | メイショウテッコン | 牡4 | 3 | 2:34.2 |
【2020年 第68回日経賞】レース傾向
現在調査中