【2018年 第53回小倉記念(GIII)】の穴馬予想
小倉記念は、1965年に4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走として創設され、2006年よりJRAが夏競馬を盛り上げるために儲けた「サマー2000」シリーズの第3戦に組み込まれた競走だ。
一昨年の小倉記念にて優勝したクランモンタナの単勝オッズは36.6倍の(12頭立ての)11番人気、昨年の小倉記念の優勝馬タツゴウゲキの単勝オッズ7.1倍の4番人気と、1番と2番の人気馬が暫く勝ち切れていない。小倉記念では、人気馬よりも穴馬を狙うことが“カギ”となる。
そんな小倉記念から、当サイトがオススメする穴馬はマウントゴールドだ。
【第53回小倉記念】の穴馬・マウントゴールドの近走
まずは、マウントゴールドの近走を見ていこう。マウントゴールドは、前走下鴨ステークスにおいて、直線の競い合いをハナ差で制した。タイムは1分58秒8と好タイムで、この下鴨ステークスを制したことにより晴れてOP昇級となった。
また今年初出走となった湾岸ステークスでは5番人気3着、烏丸ステークスでは途中で下がってしまったものの、最後で伸びてきて4着、前年の木曽川特別では9番人気ながら2着にハナ差をつけ1着、ノベンバーステークスでは5番人気ながら1/2馬身差で3着という成績を残している。
これらの近走状況よりマウントゴールドはいかなるレースにおいて、馬券内または掲示板内に絡んでくる競走馬であることがわかった。地方馬ながら中央競馬においてかなり活躍をしている。
データから見た小倉記念の傾向と穴馬・マウントゴールド
続いてはデータを紐解いていこう。過去10年の小倉記念のデータを見てみると、小倉記念は若い馬が優位という傾向にある模様。
過去10年の開催で3着以内に入る馬のべ30頭中21頭の年齢が「5歳以下」であり、「6歳以上」の3着内率11.4%に対し、「5歳以下」の3着内率が29.2%であることがわかった。
また、前走の条件が「七夕賞または函館記念」「JRA重賞以外のレース」だった馬の3着内率が、「9着以下」が0%、「4~8着」が15.8%であるのに対し、26.3%と高くなっている。
マウントゴールドにとって今回の小倉記念が初の重賞レースとなるが、マウントゴールドが「5歳馬」であることや、前走「JRA重賞以外のレース」で1着であったこと」が、これらのデータの傾向にかなり当てはまり、小倉記念において馬券内に絡む可能性が大いに感じられる。