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【2020年 第94回中山記念】特徴まとめ

中山記念 特徴

中山記念(なかやまきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1,800mを舞台に開催している重賞競走。正賞は千葉県知事賞。

中山記念は、1930年に創設の「内国産馬競走 4000米」と1933年に創設の「中山5歳馬特別競走」を前身とし、1936年に4歳(現3歳)以上の競走馬によるハンデキャップ競走として創設された。以来、春季に行われる国内外の大レースを目指す実績馬や力をつけてきた上り馬がぶつかり合う伝統あるレースとして定着している。

創設当初は春と秋の年2回で施行されていたが、1951年の開催を以って春開催が廃止され、翌年より秋のみの施行となった。その後施行距離と開催時期が幾度か変更され、1957年に施行距離が1,800m、1972年に施行時期が2月下旬~3月上旬で定着し、負担重量も別定に変更された。

2017年より中山記念の優勝馬に同年よりGIに昇格することとなった大阪杯への優先出走権が与えられ、同時に地方競馬所属の競走馬の出走も可能となった。

2019年は「天皇陛下御即位30年慶祝」という副称を付けて開催された。

1984年より外国産馬、2004年より外国調教馬の出走が可能となった。

【2020年 第94回中山記念】コースの特徴

2020年 第94回中山記念 コース特徴

中山記念のコースの特徴を見てみよう。中山記念のコースは、ホームストレッチの上り坂からのスタートで、スタート地点から1コーナーまでの距離は約200mと短く、そのうえ決勝線から1コーナーの途中までが上り坂という特徴がある。

1コーナーを過ぎてから向正面半ばまでが緩やかな下り坂になっていて、3~4コーナーにかけてはほぼ平坦になっていて、最後の直線は310mもある。直線の半ばには急な上り坂(高低差2.2m)がある。

2014年の路盤改修後は、従来よりも上りが出やすくなったように思えるものの、前半から負担がかかることから、JRAの芝1,800mの中ではタフなコースという特徴がある。

中山記念のコースは、ダート中距離のようなパワーが要求されやすく、パワー型の先行馬が走りやすいという特徴がある。

【2020年 第94回中山記念】過去10レースの優勝馬

続いて中山記念の過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第84回 2010年2月28日 1800m トーセンクラウン 牡6 13 1:51.7
第85回 2011年2月27日 1800m ヴィクトワールピサ 牡4 1 1:46.0
第86回 2012年2月26日 1800m フェデラリスト 牡5 3 1:47.3
第87回 2013年2月24日 1800m ナカヤマナイト 牡5 2 1:47.3
第88回 2014年3月2日 1800m ジャスタウェイ 牡5 2 1:49.8
第89回 2015年3月1日 1800m ヌーヴォレコルト 牝4 3 1:50.3
第90回 2016年2月28日 1800m ドゥラメンテ 牡4 1 1:45.9
第91回 2017年2月26日 1800m ネオリアリズム 牡6 3 1:47.6
第92回 2018年2月25日 1800m ウインブライト 牡4 2 1:47.6
第93回 2019年2月24日 1800m ウインブライト 牡5 5 1:45.5

【2020年 第94回中山記念】レース傾向

中山記念のレース傾向を紐解いていこう。

過去10年の中山記念において、前年に行われたビッグレース(2,000m以下のJRA・GI)での着順が12着以内だった経験を持つ競走馬が好走する傾向にあり、過去10年の3着内馬のうち24頭はこれに該当していて、3着内率でも46.2%と高水準。一方、この経験のない競走馬の3着内率は8.5%と低い。

特に過去6年では前走で9着以内に入った競走馬が好走していて、3着内馬のうち実に17頭がこれに当てはまっている。一方10着以下だった競走馬の連対がないうえに、3着内率4.8%と苦戦傾向にあるため、前走のグレードを問わず、大敗直後の競走馬は馬券から外しておくのが得策と言える。

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