【2020年 第55回京都牝馬ステークス】特徴まとめ
京都牝馬ステークスは、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝1,400mを舞台に開催している重賞競走。
京都牝馬ステークスは、1966年に4歳(現3歳)以上の牝馬による重賞競走として「京都牝馬特別(きょうとひんばとくべつ)」という名称で創設され、2001年に現行の「京都牝馬ステークス」に改称された。
創設当初は秋季の京都競馬場の芝2,000mで施行されていたが、1968年に芝1,600m(外回り)、2016年に現行の芝1,400m(外回り)に短縮された。施行時期は1983年に冬季かつ5歳(現4歳)以上の牝馬限定戦に変更されて現在に至る。
2006年に春の古馬牝馬チャンピオン決定戦として「ヴィクトリアマイル」が新設された。これに伴い、京都牝馬ステークスもヴィクトリアマイルに向けた古馬牝馬重賞路線の一角を担う重要なレースとなった。
1992年より外国産馬、2005年より外国調教馬、2020年より地方競馬所属の競走馬の出走が可能となった。
【2020年 第55回京都牝馬ステークス】コースの特徴
京都牝馬ステークスのコースの特徴を見てみよう。京都牝馬ステークスのコースは、スタート地点から3コーナーまで十分な距離があり、向上面に上り坂があることから、前半のペースはゆったりと流れやすいという特徴がある。
京都牝馬ステークスのコースの特徴として、前半が楽である分、3コーナー進入後の急な下り坂からペースアップして、平坦な直線にかけて長く脚を使うことが要求される。
京都競馬場の芝は、内回りコースと外回りコースがあり、移動柵もA~Dコースまでとれることから、終始インコースの良い状態が続く。スプリントレースにも対応できるくらいのスピードの持続力が要求されやすくなっている。
【2020年 第55回京都牝馬ステークス】過去10レースの優勝馬
続いては京都牝馬ステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|
第45回 | 2010年1月31日 | 1400m | ヒカルアマランサス | 牝4 | 1 | 1:36.4 |
第46回 | 2011年1月30日 | 1400m | ショウリュウムーン | 牝4 | 5 | 1:33.7 |
第47回 | 2012年1月29日 | 1400m | ドナウブルー | 牝4 | 2 | 1:33.8 |
第48回 | 2013年1月19日 | 1400m | ハナズゴール | 牝4 | 1 | 1:34.3 |
第49回 | 2014年1月25日 | 1400m | ウリウリ | 牝4/td> | 2 | 1:33.0 |
第50回 | 2015年1月24日 | 1400m | ケイアイエレガント | 牝6 | 9 | 1:33.9 |
第51回 | 2016年2月20日 | 1400m | クイーンズリング | 牝4 | 1 | 1:22.9 |
第52回 | 2017年2月18日 | 1400m | レッツゴードンキ | 牝5 | 1 | 1:22.5 |
第53回 | 2018年2月17日 | 1400m | ミスパンテール | 牝4 | 1 | 1:23.0 |
第54回 | 2019年2月16日 | 1400m | デアレガーロ | 牝4 | 9 | 1:21.0 |
【2020年 第55回京都牝馬ステークス】レース傾向
京都牝馬ステークスのレース傾向を紐解いていこう。
過去4年の京都牝馬ステークスにおいて、10番から15番が好走する傾向にあり、3着内馬のうち10頭がこれに該当していた。特に10番だった競走馬は2勝・2着2回と計4頭が連対している。このほか、8番が1勝、6番が3着に1に入っていて、1番から5番および16番より外側の馬番だった競走馬は3着内馬に入った例がない。
また、前走の施行距離もポイントとなっていて、1,400m以上のレースから出走してきた競走馬が好走する傾向にあり、過去4年の優勝馬はこれに該当していた。その一方で、前走が1,200mのレースだった競走馬は3着内率4.5%と苦戦傾向にあった。