【2019年 第44回エリザベス女王杯(GI)】の穴馬予想
昨年のエリザベス女王杯でG1初勝利を飾り、同年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬に選出されたリスグラシューは、今年の宝塚記念(GI)、2015年の優勝馬マリアライトが翌年の宝塚記念(GI)、2010年の優勝馬スノーフェアリーが次走の香港カップで優勝するなど、エリザベス女王杯優勝後に牡牝混合のビッグレースで活躍した競走馬が多い。
時代を彩った女傑が歴代の優勝馬に名を連ねている牝馬の頂上決戦とされており、今後の中距離GI戦線を展望する上でも重要になってくる一戦となっている。
そんなエリザベス女王杯から、当サイトがオススメする穴馬はフロンテアクイーンだ。
【2019年 第44回エリザベス女王杯(GI)】の穴馬・フロンテアクイーンの近走
まずは、フロンテアクイーンの近走を見てみよう。
フロンテアクイーンは、5月のヴィクトリアマイル(GI)では単勝9番人気で15着、7月のクイーンステークス(GIII)では7着、前走の府中牝馬ステークス(GII)では単勝9番人気ながら2着に入った。
2走続いて不調であったフロンテアクイーンだが、現在調子を戻しつつある。昨年の開催では7着で負けてしまったが、今年はリベンジとなるのだろうかに期待がかかる。
データから見たエリザベス女王杯の傾向と穴馬・フロンテアクイーン
続いては、エリザベス女王杯のデータを紐解いていこう。
過去10年の開催において、前走で格の高いレースを走っていた競走馬が好走する傾向にあり、「前走がGI・GIIだった競走馬」は勝率9%・連対率17.1%・3着内率25.2%と高い数値をマークしていた。一方で、GI・GII以外のレースから出走してきた競走馬は優勝例がないうえに、3着内率でも3.2%と低い。
また、前走の着順もポイントとなっており、前走で8着以下に負けた競走馬が3着内率5.9%と苦戦している一方で、7着以内だった競走馬は過去10年の3着内馬の9割を占めていた。
フロンテアクイーンは、前走が府中牝馬ステークス(GII)で、2着であったことから上記の好走傾向に当てはまっている。フロンテアクイーンの適性距離は1,800mであるものの、馬体が十分に仕上がっていて大一番でうまく持ってくることができていることから、うまくカバーできることが期待される。