【2019年 第33回セントウルステークス(GII)】の穴馬予想
セントウルステークスは、秋開催で主役候補とされる競走馬が激突するスプリント戦線の名物重賞である。
2006年に施行されたサマースプリントシリーズの優勝馬延べ13頭中7頭は、このセントウルステークスで連対した経験を持っていた。セントウルステークスは、スプリンターズステークス(GI)の前哨戦であると同時に、夏の王者が決定する一戦ともされている。ちなみに、馬単と3連複の発売が開始された2002年以降の17回の開催で、万馬券決着となったのは馬単は3回で、3連複は6回と、比較的堅い決着になりやすい。
そんなセントウルステークスから、当サイトがオススメする穴馬はファンタジストだ。
【2019年 第33回セントウルステークス(GII)】の穴馬・ファンタジストの近走
まずは、ファンタジストの近走を見てみよう。
ファンタジストは、4月の皐月賞(GI)では単勝5番人気で13着、5月のNHKマイルカップ(GI)では単勝6番人気で13着、前走の北九州記念(GIII)では単勝4番人気で14着と、低調続きとなっている。
ファンタジストにとって、今回のセントウルステークスは叩きそしてスプリント2走目となる。セントウルステークスは、かなり前傾のラップであった小倉からイーブンラップになりやすいレースであることから、ファンタジストが好走することも大いに考えられる。
データから見たセントウルステークスの傾向と穴馬・ファンタジスト
続いては、セントウルステークスのデータを紐解いていこう。
過去10年の開催において、若い競走馬が好走する傾向にあり、5歳以下の競走馬は勝率12.2%・連対率22%・3着内率26.8%と、高い数値をマークしていた。その一方で、6歳以上の競走馬の優勝歴はなく、連対率は3.1%、3着内率は12.3%と低い。
また、前走のレースもポイントとなっており、前走が重賞競走だった競走馬は、勝率8.5%・連対率16.9%・3着内率24.6%と高い数値をマークしていた。
ファンタジストは現在3歳馬で、全欧が北九州記念(GIII)であることから、上記の好走傾向に当てはまっている。前走の北九州記念からどれほどの前進があるかが、ポイントとなってきそうだ。