【2019年 第55回函館記念(GIII)】の穴馬予想
函館記念は、サマー2000シリーズの第2戦。ハンデキャップレースという特徴からか、波乱の決着が続いている。過去10年の開催における2着馬10頭のうち9頭、3着馬10頭のうち9頭は単勝7番人気以下の競走馬だった。その一方、単勝1番人気の競走馬による優勝歴はなく、2着に1頭だけ入ったのみで苦戦傾向にある。
そんな函館記念から、当サイトがオススメする穴馬はナイトオブナイツだ。
【2019年 第55回函館記念(GIII)】の穴馬・ナイトオブナイツの近走
まずは、ナイトオブナイツの近走を見てみよう。
ナイトオブナイツは、3月の大阪城ステークス(L)では単勝5番人気で5着、4月の六甲ステークス(L)では単勝8番人気ながら5着、前走の巴賞(OP)では単勝4番人気ながら2着と、調子のいい状態が続いている。
ナイトオブナイツにとって、2年連続での出走となる今回の函館記念。洋芝巧者であるうえに、函館競馬場を適性コースとするハービンジャー産駒だ。気配も上向きであるため、ハンデもそう重くならないと思われる。
データから見た函館記念の傾向と穴馬・ナイトオブナイツ
続いては、函館記念のデータを紐解いていこう。
過去10年の開催において、前走で6着以内に入った競走馬が好走する傾向にあり、優勝馬10頭はいずれもこれに該当していた。ただし、前走で7着~9着だった競走馬から3着以内に3頭、前走で10着以下だった競走馬から3着以内に6頭入っており、こちらもノーマークとはいかない。
また、近走のオープンクラスの芝のレースでの着順もポイントとなっており、該当するレースで2着だった競走馬と3着だった競走馬が好走率で上位をマークしていた。
ナイトオブナイツは、前走がオープンクラスの芝のレースである巴賞で、同競走で2着に入っているため上記の好走条件に当てはまっている。函館競馬場の芝コースを得意とし、マイルから中長距離を適性距離とするハービンジャー産駒であることから、ナイトオブナイツが好走する可能性は大いにある。