【2019年 東京優駿(第86回日本ダービー)】特徴まとめ
東京優駿(とうきょうゆうしゅん)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝2,400mを舞台に開催している重賞競走。正賞は内閣総理大臣賞、日本馬主協会連合会会長賞、東京馬主協会賞、朝日新聞社賞(騎手賞)。
東京優駿は、1932年にイギリスの「ダービーステークス」を元に目黒競馬場に創設された。後に創設された皐月賞や菊花賞とともに「三冠競走」を構成するほか、4歳(現3歳)牝馬による桜花賞や優駿牝馬(オークス)を含めて「クラシック競走」と総称されることもある。第3回以降の施行場を現在の東京競馬場に変更されて以降、施行場・施行距離ともに一切変更されていない。
競走名は、1938年に「東京優駿」、1948年に「優駿競走」、1950年に「東京優駿競走」と変更されたうえに「日本ダービー」という副称が付けられた。その後、1964年に「東京優駿(日本ダービー)」へと改称された。
副称に付いている「ダービー」は、1780年にイギリスにてダービーステークスを創設した第12代ダービー郷のエドワード・スミス・スタンレーに由来しており、現在東京優駿は「競馬の祭典」として競馬ファン以外にもその名が知れ渡っている重賞競走となっている。
東京優駿は、1984年のグレード制導入に伴いGIに格付された。クラシック三冠レースについて、それぞれ「皐月賞は最も速い馬」「日本ダービーは最も幸運に恵まれた馬」「菊花賞は最も強い馬」が勝つといわれている。なお、「競馬の祭典」と称される東京優駿の栄冠を勝ち取ることは、日本全国のホースマンが憧れる最高の栄誉とされている。
【2019年 東京優駿(第86回日本ダービー)】コースの特徴
東京優駿のコースの特徴を見てみよう。東京優駿のコースは、日本ダービーやオークスといった主要なGIレースが行われることから、「JRAのチャンピオンコース」と称されている。
ホームストレッチにあるスタート地点から1コーナーまでの距離が約350mで、ゴール板を過ぎてから、1コーナー~2コーナー~向正面半ばまで緩やかに下っていくというのが特徴である。
その後やや急勾配な上り坂があるものの、それを超えると3コーナーまでが下り坂となっている。最後の直線距離は525.9m。直線に向いてすぐに約160m、高低差2.0mの上り坂があり、ゴールまでの残り300mはほぼ平坦となっている。
約2,000mを走った後に坂に上り、そこからさらに加速する必要があるタフな構造となっている。東京優駿のコースは、直線でのスピード能力と2,400mをこなすスタミナ、インを回る操縦性の良さなど総合的な能力が問われるコースとなっている。
【2019年 東京優駿(第86回日本ダービー)】過去10レースの優勝馬
続いては東京優駿の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第76回 | 2009年5月31日 | 2400m | ロジユニヴァース | 牡3 | 2 | 2:33.7 |
第77回 | 2010年5月30日 | 2400m | エイシンフラッシュ | 牡3 | 7 | 2:26.9 |
第78回 | 2011年5月29日 | 2400m | オルフェーヴル | 牡3 | 1 | 2:30.5 |
第79回 | 2012年5月27日 | 2400m | ディーププリランテ | 牡3 | 3 | 2:23.8 |
第80回 | 2013年5月26日 | 2400m | キズナ | 牡3 | 1 | 2:24.3 |
第81回 | 2014年6月1日 | 2400m | ワンアンドオンリー | 牡3 | 3 | 2:24.6 |
第82回 | 2015年5月31日 | 2400m | ドゥラメンテ | 牡3 | 1 | 2:23.2 |
第83回 | 2016年5月29日 | 2400m | マカヒキ | 牡3 | 3 | 2:24.0 |
第84回 | 2017年5月28日 | 2400m | レイデオロ | 牡3 | 2 | 2:26.9 |
第85回 | 2018年5月27日 | 2400m | ワグネリアン | 牡3 | 5 | 2:23.6 |
【2019年 東京優駿(第86回日本ダービー)】レース傾向
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