【2019年 第79回皐月賞】特徴まとめ
皐月賞(さつきしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝2,000mを舞台に開催している重賞競走。正賞は内閣総理大臣賞、日本馬主協会連合会会長賞、中山馬主協会賞。また、競走名は「さつき賞」と表記されることもある。
皐月賞は、旧八大競走の1つで、中央競馬における3歳クラシックの第2戦とされており、最もスピードのある優秀な繁殖馬を選定するべく施行されていチャンピオンレースとされている。これにより、出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られていて、騸馬は出走不可となっている。
皐月賞は、1939年に当時の日本競馬界がイギリスの「2000ギニー」を元に創設した、4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の競走「横浜農林省賞典四歳呼馬(とうきょうのうりんしょうしょうてんよんさいよびうま)」が前身となっている。第1回は横浜競馬場の芝1,850mで施行された。東京優駿競走・阪神優駿牝馬(現・優駿牝馬)・京都農林省賞典四歳呼馬(現・菊花賞)・中山四歳牝馬特別(現・桜花賞)とともに「五大特殊競走」として位置づけられ、東京優駿競走や京都農林省賞典四歳呼馬とともに日本のクラシック三冠競走を確立。
1943年に横浜競馬場が閉鎖されたことに伴い、舞台を東京競馬場の芝1,800mに移して施行。1944年は太平洋戦争の影響から「農商省賞典四歳」の名称で能力検定競走として施行されたが、1945年は中止となった。
終戦後、1947年に名称が「農林省賞典」に変更され、1949年に舞台を中山競馬場の芝1,950mに移し、名称を現行の「皐月賞」に改称した。翌年より再び芝2,000mに戻して、現在に至る。
1995年に指定交流競走となり、所定の条件を満たした地方競馬所属の競走馬も出走可能となり、2002年より外国産馬、国際競走となった2010年より外国調教馬も出走可能となった。
【2019年 第79回皐月賞】コースの特徴
皐月賞のコースの特徴を見ていこう。皐月賞のコースは、ホームストレッチの直線入り口からのスタートとなる。1コーナーまでの距離は約400mで、スタート直後に急勾配の上り坂が続いている。
その上り坂から向正面までが緩い下りで、3コーナーと4コーナーにかけてはほぼ平坦というという特徴がある。最後の直線は310mだが、直線には再び急勾配の上り坂が待ち受けるというのも、この皐月賞のコースの特徴である。JRAの芝2,000mのコースのなかでは、中京競馬場と並びタフな構造と言えるが、2014年に路盤が改修されて以降は、3コーナーからスピードに乗りやすくなったように見える。
また、皐月賞のコースは、2度の直線の坂越えをこなすパワーがある競走馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる競走馬こそこそ好走しやすいという特徴も持っている。
【2019年 第79回皐月賞】過去10レースの優勝馬
続いて皐月賞の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|
第69回 | 2009年4月19日 | 2000m | アンライバルド | 牡3/td> | 3 | 1:58.7 |
第70回 | 2010年4月18日 | 2000m | ヴィクトワールピサ | 牡3 | 1 | 2:00.8 |
第71回 | 2011年4月24日 | 2000m | オルフェーヴル | 牡3 | 4 | 2:00.6 |
第72回 | 2012年4月15日 | 2000m | ゴールドシップ | 牡3 | 4 | 2:01.3 |
第73回 | 2013年4月14日 | 2000m | ロゴタイプ | 牡3 | 1 | 1:58.0 |
第74回 | 2014年4月20日 | 2000m | イスラボニータ | 牡3 | 2 | 1:59.6 |
第75回 | 2015年4月19日 | 2000m | ドゥラメンテ | 牡3 | 3 | 1:58.2 |
第76回 | 2016年4月17日 | 2000m | ディーマジェスティ | 牡3 | 8 | 1:57.9 |
第77回 | 2017年4月16日 | 2000m | アルアイン | 牡3 | 9 | 1:57.8 |
第78回 | 2018年4月15日 | 2000m | エポカドーロ | 牡3 | 7 | 2:00.8 |
【2019年 第79回皐月賞】レース傾向
現在調査中