【2019年 第69回東京新聞杯】 特徴まとめ
東京新聞杯(とうきょうしんぶんはい、Tokyo Shimbun Hai)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1,600mで開催している中央競馬の重賞競走。競走名の「東京新聞」とは、中日新聞東京本社が発行する日刊紙のこと。正賞は中日新聞社賞。
東京新聞杯は、1951年に創設された5歳(現4歳)以上の競走馬による重賞競走「東京杯」が前身となっている。創設当初は東京競馬場の芝2,400mを舞台に、天皇賞・春の前後に施行されていたが、1966年に現名称の「東京新聞杯」に改称したことに伴い、施行時期を1月下旬から2月上旬に繰り上げた。
施行距離と施行場については、幾度かの変更を経て、1984年の開催から東京競馬場の芝1,600mに定着した。同時に6月の安田記念に向けた春の古馬短距離路線に組み込まれることとなった。
1994年より外国産馬、2005年より外国調教馬の出走が可能となった。
【2019年 第69回東京新聞杯】コースの特徴
東京新聞杯のコースの特徴を見てみよう。東京新聞杯のコースは、2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーへとまっすぐ向かっていくレイアウトとなっており、向上面半ばに上り坂があり、そこから3コーナーにかけて下っていくことになる。
東京新聞杯のコースの特徴として、直線に向かってすぐに約160mの上り坂(高低差2m)があり、その後300mはほぼ平坦となっている。最後の直線距離は525.9m。
東京新聞杯のコースは、前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前においてもう一段末脚を伸ばすことが要求されるという特徴を持つ。速い時計の決着となると、スプリンタータイプ・インを回ってくる競走馬が好走しやすくなっており、逆に時計がかかる場合は、末脚がしっかしタイプ・中距離型の競走馬が好走しやすくなっている。
【2019年 第69回東京新聞杯】過去10年の優勝馬
続いては東京新聞杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
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第59回 | 2009年1月31日 | 1600m | アブソリュート | 牡5 | 5 | 1:36.9 |
第60回 | 2010年1月30日 | 1600m | レッドスパーダ | 牡4 | 2 | 1:32.1 |
第61回 | 2011年2月6日 | 1600m | スマイルジャック | 牡6 | 5 | 1:32.5 |
第62回 | 2012年2月5日 | 1600m | ガルボ | 牡5 | 8 | 1:32.8 |
第63回 | 2013年2月3日 | 1600m | クラレント | 牡4 | 2 | 1:32.9 |
第64回 | 2014年2月17日 | 1600m | ホエールキャプチャ | 牝6 | 8 | 1:33.2 |
第65回 | 2015年2月8日 | 1600m | アンバルブライベン | 牝6 | 2 | 1:35.7 |
第66回 | 2016年2月7日 | 1600m | スマートレイアー | 牝6 | 5 | 1:34.1 |
第67回 | 2017年2月5日 | 1600m | ブラックスピネル | 牡4 | 3 | 1:34.9 |
第68回 | 2018年2月4日 | 1600m | リスグラシュー | 牝4 | 3 | 1:34.1 |
【2019年 第69回東京新聞杯】レース傾向
東京新聞杯のレース傾向を紐解いていこう。東京新聞杯では、昨年は単勝3番人気馬のリスグラシューが優勝、3着に2番人気馬のダイワキャグニーが入ったものの、単勝1番人気馬だったグレーターロンドンは僅差で9着に敗れてしまった。2019年現在、単勝1番人気馬が優勝したのは2007年のスズカフェニックスが最後となっている。。
データを見てみると、過去10回の開催において若い競走馬が好走する傾向にあり、4歳馬の3着内率が33.3%と高い数値をマークしていた。一方、7歳以上の競走馬が3着以内に入った例がない。
また、少頭数の競争を経由した競走馬は苦戦する傾向にあり、過去10年で3着以内に入った30頭は、いずれも前走の出走頭数が「15頭以上」であることもわかった