【2019年 第57回 京都金杯】特徴まとめ
京都金杯(きょうときんぱい)は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝1,600mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は日刊スポーツ新聞社賞。
競馬番組表では、「スポーツニッポン賞 京都金杯(スポーツニッポンしょう きょうときんぱい)」と表記している。
京都金杯は、1963年に5歳(現4歳)以上のハンデキャップの重賞競走として創設された「迎春賞」(げいしゅんしょう)が前身となっている。
その後1966年に「金盃」、1970年に「金杯」と改称され、1996年に東西で開催される金杯を区別するため、「金杯」から現行の「京都金杯」に改称。
現在京都金杯は、中山金杯と並んで、中央競馬の新年の開幕を飾る名物競走とされていて、多くの競馬ファンに親しまれている。
【2019年 第57回 京都金杯】コースの特徴
京都金杯のコースの特徴を見ていこう。京都金杯のコースは2コーナーの引き込み線にあるスタート地点から、3コーナーまでの距離が長いという特徴がある。
向正面半ばから3コーナーにかけて上り坂、3コーナーから4コーナー半ばにかけて下り坂がある。下った後の直線距離は400m(Bコース使用時398.7m)が平坦となる。この直線では馬群がばらけて、内側が空くケースも多い。
京都競馬場の芝は移動柵がA~Dコースまで取れることから、終始インコースの良い状態が続くという特徴を持つ。京都金杯のコースは、基本的には時計勝負になりやすく、スピードの持続性に加え、インを器用に立ちまわされる能力が要求されるコースとなっている。
【2019年 第57回 京都金杯】過去10年の優勝馬
続いては京都金杯の過去10年の優勝馬を見ていこう。
回数 | 開催日 | 距離 | 馬名 | 性齢 | 人気 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|
第47回 | 2009年1月5日 | 1600m | タマモサポート | 牡6 | 7 | 1:32.9 |
第48回 | 2010年1月5日 | 1600m | ライブコンサート | 騸6 | 1 | 1:34.1 |
第49回 | 2011年1月5日 | 1600m | シルポート | 牡6 | 1 | 1:33.4 |
第50回 | 2012年1月5日 | 1600m | マイネルラクリマ | 牡4 | 2 | 1:32.9 |
第51回 | 2013年1月5日 | 1600m | ダノンシャーク | 牡5 | 2 | 1:33.5 |
第52回 | 2014年1月5日 | 1600m | エキストラエンド | 牡5 | 5 | 1:32.5 |
第53回 | 2015年1月4日 | 1600m | ウインフルブルーム | 牡4 | 4 | 1:32.8 |
第54回 | 2016年1月5日 | 1600m | ウインプリメーラ | 牡6 | 3 | 1:33.0 |
第55回 | 2017年1月5日 | 1600m | エアスピネル | 牡4 | 1 | 1:32.8 |
第56回 | 2018年1月6日 | 2000m | ブラックムーン | 牡6 | 1 | 1:34.3 |
【2019年 第57回 京都金杯】レース傾向
京都金杯のレース傾向を紐解いていこう。京都金杯は、芝1,600mで開催されるようになった2000年以降、優勝馬延べ19頭のうち17頭が関西所属の競走馬であるなどの特徴的な傾向が見られる重賞競走となっている。
2018年に発表されたデータを見てみると、過去10年の開催において単勝2番人気馬の成績がいまひとつという傾向にある。一応、2着に1回、3着に2回入っているものの優勝例がない。
また、内枠が優勢という傾向にもあり、過去10年の開催における優勝馬のうち9頭は4枠より内の枠の競走馬が好走していた。2着、3着も同じように内寄りの枠の競走馬が多く入っていた。