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【2018年 第35回 マイルチャンピオンシップ】特徴まとめ

マイルチャンピオンシップ(Mile Championship)は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝1,600mで開催している中央競馬の重賞競走。正賞は、日本馬主協会連合会会長賞。

マイルチャンピオンシップは、1984年に4歳以上のGI(当時はJRA独自のグレード)競走として新設された。春に開催される安田記念と共にマイル(1,600m)のチャンピオン決定戦として位置づけられている。

日本競馬における競走体系は長年長距離の競走が重視されていたが、近年はスピード能力が重視されるようになり、1984年にグレード制が導入された際に競走体系を見直し、短距離競走の充実を図る目的で創設されたのがマイルチャンピオンシップである。

2008年に創設された秋季国際GI競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」に指定された。

1995年から指定交流競走として開催され、指定された競走にて所定の成績を挙げた地方競馬所属の競走馬にも出走資格が与えられるようになった。1998年に国際競走となったことにより、外国調教馬も出走が可能となった。また、2004年にグレードが国際GIに変更された。

【2018年 第35回 マイルチャンピオンシップ】コースの特徴

2018年 第35回 マイルチャンピオンシップ コース特徴

マイルチャンピオンシップのコースの特徴を見ていこう。マイルチャンピオンシップのコースは2コーナーの引き込み線にあるスタート地点から、3コーナーまでの距離が長いという特徴がある。

向正面半ばから3コーナーにかけて上り坂、3コーナーから4コーナー半ばにかけて下り坂がある。下った後の直線距離は400m(Bコース使用時398.7m)が平坦となる。この直線では馬群がばらけて、内側が空くケースも多い。

京都競馬場の芝は移動柵がA~Dコースまで取れることから、終始インコースの良い状態が続くという特徴を持つ。マイルチャンピオンシップのコースは、基本的には時計勝負になりやすく、スピードの持続性に加え、インを器用に立ちまわされる能力が要求されるコースとなっている。

【2018年 第35回 マイルチャンピオンシップ】過去10年の優勝馬

続いてはマイルチャンピオンシップの過去10年の優勝馬を見ていこう。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第25回 2008年11月23日 1600m ブルーメンブラット 牡5 4 1:32.6
第26回 2009年11月22日 1600m カンパニー 牡8 1 1:33.2
第27回 2010年11月21日 1600m エーシンフォワード 牡5 13 1:31.8
第28回 2011年11月20日 1600m エイシンアポロン 牡4 5 1:33.9
第29回 2012年11月18日 1600m サダムパテック 牡4 4 1:32.9
第30回 2013年11月17日 1600m トーセンラー 牡5 2 1:32.4
第31回 2014年11月23日 1600m ダノンシャーク 牡6 8 1:31.5
第32回 2015年11月22日 1600m モーリス 牡4 4 1:32.8
第33回 2016年11月20日 1600m ミッキーアイル 牡5 3 1:33.1
第34回 2017年11月19日 1600m ペルシアンナイト 牡3 4 1:33.8

【2018年 第35回 マイルチャンピオンシップ】レース傾向

マイルチャンピオンシップのレース傾向を紐解いていこう。マイルチャンピオンシップでは、2009年の優勝馬カンパニーを最後に単勝1番人気馬の勝利が途絶えており、翌2010年には13番人気のエーシンフォワード、2014年には8番人気のダノンシャークを優勝するなどの波乱が起こっている。

その一方で2013年は上位3着以内を1~3番人気馬、2015年は4番人気以内の競走馬が占めているように、ファンから高い支持を受けた実力者で固まる年もある。

2017年に発表されたデータを見てみると、過去10年の出走馬において、GI競走を除いた直近のレースで1着だった競走馬が好走する傾向にあり、勝率15.4%、連対率28.2%、3着内率38.5%と「2着以下」を大きく上回っている。

また、直近の芝1,600m以下のレースで、5番人気以内の支持を受けていた競走馬が好走する傾向にもあり、過去10年の連対馬20頭のうち18頭はこれに該当していた。

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