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【2019年 第54回札幌2歳ステークス】特徴まとめ

札幌2歳ステークス(さっぽろにさいステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が札幌競馬場で開催している中央競馬の重賞競走。競馬番組表内では「農林水産省賞典 札幌2歳ステークス」(のうりんすいさんしょうしょうてん さっぽろにさいステークス)という名称で表記されている。札幌競馬場の芝1,600mを舞台に開催。

札幌2歳ステークスは、1966年に3歳(現2歳)の重賞競走【北海道3歳ステークス】として創設。1968年までは札幌競馬場の砂コースの1,200m(左回り)で開催されていた。

1969年から1974年の開催は左回りのダート1,200mで開催され、1974年の馬場改修に伴い

1997年に距離が芝1,400mに変更された。なお、新潟競馬場は1999年まで右回りコースであったが、2001年に左回りの新コースが完成したことから、新潟2歳ステークスはこの年のみ内回りの芝1,400mで開催。また、この年に馬齢表示の国際基準への変更に伴い競走名が【新潟2歳ステークス】に変更された。

2002年より外回りの芝1,600mに変更され、2歳世代で最初に開催されるマイル重賞として東西の若駒がスピードとスタミナを競い合う一戦となった。同時に翌年のクラシック戦線を占う意味合いがより強くなった。

札幌2歳ステークスは正賞は農林水産大臣賞と北海道知事賞、札幌馬主協会会長賞。

【2019年 第54回札幌2歳ステークス】コースの特徴

2019年 第54回札幌2歳ステークス コース特徴

札幌2歳ステークスのコースの特徴を見ていこう。札幌2歳ステークスのコースはスタートしてから1コーナーまでの距離が約200mで、コーナーが4つ存在する芝1,800mのコースの中では最も短い距離となる。

札幌2歳ステークスのコースの特徴として、全体がほぼ平坦になっており、直線が短い(Cコース使用時269.1m)ことから、その前の4コーナーから加速することになるものの、コーナーが緩いため勢いがつきやすくなっている。

最初の1コーナーをロスなく回り、4コーナーから加速し、短い直線でトップスピードに乗れるタイプの競走馬が札幌2歳ステークスにおいて好走するしやすいというのも特徴である。

【2019年 第54回札幌2歳ステークス】過去10年の優勝馬

続いては札幌2歳ステークスの過去10年の優勝馬を見ていこう。2013年のみ函館競馬場の芝1,800mでの開催。

回数 開催日 距離 馬名 性齢 人気 タイム
第44回 2009年9月5日 1800m サンディエゴシチー 牝2 3 1:49.7
第45回 2010年10月2日 1800m オールアズワン 牝2 3 1:49.8
第46回 2011年10月1日 1800m グランデッツァ 牡2 1 1:50.8
第47回 2012年9月1日 1800m コディーノ 牡2 3 1:48.5
第48回 2013年8月31日 1800m レッドリヴェール 牝2 2 1:59.7
第49回 2014年9月6日 1800m ブライトエンブレム 牡2 5 1:50:0
第50回 2015年9月5日 1800m アドマイヤエイカン 牡2 2 1:50:8
第51回 2016年9月3日 1800m トラスト 牝2 5 1:49.9
第52回 2017年9月2日 1800m ロックディスタウン 牡2 1 1:51.4
第53回 2018年9月1日 1800m ニジノデイジー 牡2 6 1:50.1

【2019年 第54回札幌2歳ステークス】レース傾向

札幌2歳ステークスのレース傾向を紐解いていこう。札幌2歳ステークスは2008年の開催の優勝馬ロジユニヴァースが翌2009年の日本ダービーを制したことを皮切りに、札幌2歳ステークスで上位争いに加わった競走馬が、翌年のクラシック戦線で活躍する例がかなり見られる傾向にある。まさしく、3歳クラシックに向けた登竜門といえる一戦。

札幌2歳ステークスは、レース経験が多い競走馬が優勢という傾向にある。2007年~2017年のデータを見てみると、通算出走回数が3回以上の勝率が8.3%、連対率20.8%、3着内率が33.3%と、「1回」や「2回」よりも頭一つ抜きんでている。つまり、札幌2歳ステークスでは、レース回数の多い競走馬の方が好走する確率が高いということ。

また、札幌2歳ステークスでは、東京競馬場・阪神競馬場・地方競馬の競馬場でデビューした競走馬の好走率が高いため、レース回数のみでなくデビューした競馬場に注目して馬券を買うのも面白そうだ。

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